寒い時ほど心をあたためて
暦は、大寒を迎え一年で最も寒い頃といわれますが、
日の光が明るく感じられるようになり
次は立春と思うだけで気持ちが明るくなります。
固められたお茶は、どのようにいただくのですか?と
尋ねられることが多いので書かせていただきます。
固められたお茶は、円盤の形の他にもお椀型やレンガの形、正方形、
大きいものから小さいものまで多様にあります。
雲南省のプーアール茶が有名ですが、湖南省、四川省などの黒茶もあります。
最近では、白茶の白牡丹、寿眉も多く見られるようになりました。
紅茶、烏龍茶、黄茶と固められているお茶が増えています。
基本的に長く置いておくと味が熟成していくお茶がこのような形に仕上げられます。
もとは、茶を固め運ぶためにこのような形に固められるようになったそうです。
このことにつきまして、改めて書かせていただきます。
固められたお茶は、少しずつ崩していただきます。
画像にあるような茶刀があると便利ですが、
フォークなどもよいと思います。
写真のような針の形やナイフの形などがあります。
お茶の葉の形をしている可愛らしいものもあります。
香港のお茶やさんなど、普洱茶が多く流通しているところで
売られていますが、
近頃は、台湾や大陸でも見かけます。
あまり葉が割れないように、ほぐして軽く一握りほどの
お茶をわけておきます。
茶器を湯であたためておき、湯を流したあと、お茶の葉を入れます。
一煎目は、湯を入れて流してください。
二煎目からいただきます。三煎目からのときもあります。
お茶によりましては、10煎以上淹れられますので、
まずは、寝ていたお茶を覚ましてあげるために1煎目を流します。
普洱茶の水色は、お茶により、黄色味のあるものから、赤いものまでいろいろです。
同じお茶も年月を重ねて変化してゆきます。
固められたお茶をプレゼントしていただいたり、
旅先で勧められて購入したけれど、そのまま置いてあるという方も、
まずは、一握り崩して、いただいてみるのはいかがでしょう。