プロ向き ふぐ皮にぽん酢をかけると起きる問題
お客様からの絶大な信頼の証拠、「口の堅さ」
銀座のふぐ職人、熊澤でございます。
私を含めまして、プロフェッショナルの、憧れの言葉
「口が堅い」
イイですよねー。
当店について、この言葉を、お客様が次々と伝えて下さったのなら、
私はこのコラムを、書かずにも、済んでいるかもしれません。
順風満帆な営業の際にこそ、忘れていらっしゃる方も、いるかもしれませんが、
「大切なお話の時こそ、頼りにされる」
これは、プロの夢のひとつです。
大切な話は、誰にも、聞かれたくない。
だからこその、「口の堅さ」を、店の強みにしたい、と選んだ。
それを具現化したくて、
私が店の規模を、小さく絞ったのも、事実でございます。
ところで、この、「口の堅さ」、
どう~にも、宣伝ができないんですよ。
だって、
「私は、口が堅いです」
と、そのまま書いたら・・、それこそ、口、軽そうでしょ?
ほかの言葉で言い表せるなら、宣伝できるのに
SNSを縦横無尽に使いこなされる、現代のビジネスでは、
この「口の堅さ」を、どうにも理解できない、
青クサイ言葉だ、とお考えの方も、とっても、沢山いらっしゃいます。
まったく構いません、青クサイまま、コラムを進めます。
店を一日一組に、リフォームするとき、
こればっかりは、
何か、ぴったりな言葉を、用意しておくんだったなー、と、思いました。
おかげで、私は今も、一生懸命、言葉を探しております。
「プライバシーに配慮」
でも、口が堅い、って、う~ん、何か、もう少し違うんですね。
「秘密厳守」
もっと違う。
困った時に、4文字熟語で片づけてほしくない。
ただ、なんだかこう、今の世の中の、
人の心の、中の中まで、アケスケに扉を開けたがるような風潮とは、
私の店は、チョットだけ、違いますよ、と、言いたい、それだけなんですが。
ビジネスの、一番最初に心がけないと、「口の堅さ」は守れない
「無口」と、「口が堅い」は、似ているようでいて、最後が違う。
エラそうに申し上げてしまいますが、
「口が堅い」人は、案外に、話題豊富です。
要は、ゲストの方が、大事なお話も、安心してできるように、
雰囲気を作ることができる人。
時には、全く関係ないお話に、振ってみたり。
そして、その景色を、ご自分の胸にだけ、留め続けられる人、です。
これは、ビジネスの、ごく初期のお客様から、心がけていないと、守れません。
当然ながら、職種にも、よりますが、
「こんなお客様が来ましてね」
なんて、サービス業では、ありがちなお話も、
「口の堅さ」をウリにしたいのなら、
今日明日、またいらして下さるかもしれない方のお話は、できない。
自然、残念ながら亡くなったお客様のお話、
亡くなって、何年も経って、
懐かしいな、と感じる方が、とっても増えてから、になってきます。
当然、それだけ長く、ビジネスを続けていないと、できない。
「口の堅さ」を守るなら、最初から、慎重に心がけて、
評価が出るまでには、長く、長く、かかります。
ーその2に続く
<毎週日曜・水曜 12:30に更新します>



