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収益物件の融資(日本政策金融公庫)

2015年12月15日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:不動産投資

コラムカテゴリ:住宅・建物

サラリーマンの方などにはなじみのない方がほとんどではないかと思います。

「日本政策金融公庫」

日本政策金融公庫は日本政府の金融機関で
中小企業の方やこれからお店を始めようとする個人事業主の方などの
利用が多い金融機関です。

さてさて、不動産投資にも日本政策金融公庫の融資は使えるのですが、
民間の銀行とは少し違います。

徳島での取引の場合の例ですが、司法書士は公庫指定となります。

取引きは小切手が公庫で発行されるので、小切手を民間金融機関に持参して、
決済を行います。

金利は民間と比べて安い場合もあります。
下記が金利一覧表ですが、不動産担保でだいたい2%前後です。
https://www.jfc.go.jp/n/rate/riritsu_1ran_m.html

最長借入期間は20年ですが、基本15年が最大の場合が多くなります。

あと、すごいのは返済期間15年としたらその間ずっと固定金利になります。

借入枠は新規の大家さんで7200万円。
既に大家業を始めてる方で4800万円です。




さらに凄いのは、登録免許税がいらないのです。
(根抵当権設定登記は、原則として極度額の1,000分の4の登録免許税が課税されますが、日本政策金融公庫が根抵当権者となる場合には非課税になります)

公庫での融資は提出書類、事業計画書作成、面談などの条件がありますが、
うまく利用できれば色んなメリットがあります。

デメリットとしては基本15年以上の返済期間は難しい。
借入枠の上限があるなどです。
公庫での融資で民間金融機関よりメリットのあるのは物件より違ってきます。
(RC造の築浅物件などは民間金融の方が長期間返済期間を設定できます)

また、書類の作成や取引自体やり方が特殊なのですね。

よって日本政策金融公庫を使った不動産融資での取引は
慣れている不動産業者に依頼することをオススメします。

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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