不安にはアイが大切

谷津吉美

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テーマ:ちょっと気になること




愛という字の真ん中には心があって、心が優しく包まれているようです。不安な時は、心が落ち着かないですね。漢方では少陽病のお薬を使うことが多く、心胸にある毒を出すことによって不安感をなくしていきます。誰かが寄り添ってくれると安心するように、自分で二の腕に手を当て、ぎゅっとするだけでも気持ちが落ち着いてきます。「愛情ホルモン」のオキシトシンが分泌されるからなのですが、ゆっくりさするのも良いです。
不安が続き、眠れなくなってきたという方はいませんか?2つある睡眠状態のうちのレム睡眠時は、素早く眼球が動き、体の筋肉が柔らかくなるのが特徴です。脳神経のうち3つが目(eyeアイ)の運動に関係するものです!眠る前に、体のストレッチだけでなく目の運動をすることによって、より眠りやすくなります。疲れ目に効く「太陽(たいよう)」というツボを押すのもオススメです。太陽の光を浴びると、セロトニンの分泌を調整するビタミンDが作られやすくなりますので、日焼け止めクリームを塗りすぎないようにするのも大切です。「睡眠ホルモン」メラトニンの原料になるセロトニンは、「幸せホルモン」と呼ばれ、不足すればイライラやうつ症状を引き起こすと考えられています。不安が強く、目がとても疲れて、眠れなくなってきたという方にぴったりな漢方薬がございます。
脳は想像と現実が区別できないそうです。スポーツではイメージトレーニングという言葉をよく聞きますね。不安になってしまう時、逆にどうなれば自分(Iアイ)が安心できるのかをイメージしてみてください。   

写真は「薬屋のひとりごと」にも出てくるカタバミです。猫猫(まおまお)はカタバミの別名の猫足から名付けられたそうです。


胸に手を当てて呼吸してみるのもオススメです。
守宮(宮を守る)
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5133923/

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谷津吉美
専門家

谷津吉美(薬剤師)

有限会社むつごろう薬局

漢方医学を専門に23年。不妊症をはじめ各種女性の悩み・アレルギー・皮膚病・自律神経失調症などの症状に、深い知識で丁寧に対応。また静岡県立高校の進路指導講演会や不妊専門雑誌などで漢方薬を広めています。

谷津吉美プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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