気を病む原因はどこに
「休日も気持ちが休まらない」「休日明けはいつもより体調が悪い」などうまく休めないことはありませんか?実はそれぞれの心理状態によって「本当の意味で心や身体を癒やすことが出来る休み方」は異なります。短い時間でも自分に合った本当の休み方をとることで心身がとても楽になります。
BASICPhという紛争の絶えないイスラエルから生まれた回復するための6つのチャンネルという考えがあります。
「B=Belief(信念・価値)」信仰や価値観、スピリチュアリティなど信念をベースに世界を捉えたり、「おまじないをする」「自分は大丈夫だと強く信じる」
「A=Affet(感情・情動)」怒る・笑う・泣く・楽しいことを見つける・愚痴るなど感情を表現すること
「S=Social(社会的)」人や組織・コミュニティとつながること
「I=Imagination(想像力)」「ドラマや映画を鑑賞する」「絵や物語を書く」など想像力を使う
「C=Cognition(認知)」「知識や情報を調べる」など情報を集めて解決手段を考える
「Ph=Physiology(身体)」「運動する」「おいしいものを食べる」「瞑想する」「外に出かける」身体にアプローチすること
皆様が休むときにどのチャンネルを良く使いますか?また、そのチャンネルを使っていてもあまり回復出来ない場合は今の心身にチャンネルが合っていない可能性があります。いまの自分に出来そうなことをトライしてみてください。
漢方をBASICPhに当てはめると、漢方相談はSとAで、漢方を飲むことはPHにあたります。また、このむつごろう・むつみ新聞はCにあたります。漢方で治すことだけではなく、癒やしの時間となるよう日々全力を尽くします。
参考文献 心療内科医が教える本当の休み方 鈴木祐介