シンプルな治療 ( 病ましてまで、知らしてくれる? ) 聖路加国際病院理事長の医師日野原重明先生
昔のお医者様は診察時よくお腹を押していました。これは、日本漢方の特長でお腹を見て診断をしていた名残なのです。とかく日本人は腹(はら)を大切にしてきました。言葉の中にもそのことがよくわかります。腹を割る、腹(または腑)に落ちる、腹を立てる、腹の探り合い、腹黒い、などなど。切腹は、最後に自分の腹の中を見せると言った意味があるのかもしれません。武道を含め`道`の世界では、「丹田(たんでん)」と言って気をおへその下に集中させました。これが、意外にも精神を安定させる方法になるのです。やり方は簡単、お尻の穴をキュッと締めるだけです。できれば継続的に。。
11月2日放送の朝ドラ「ブギウギ」で居間にある腹という字が横になっている絵が気になり調べてみました。
京都 法輪寺(だるま寺)の達磨堂の香炉に描かれているもののようです。
達磨大師五訓『気は長く 人さまたてよ 心まるく 腹たてず
吾(おのれ)ちいさくひかえめに』石上三年・面壁九年(めんぺきくねん)