【引き算コーチング】”夫婦関係” 反応する前に、一度ボールを受け取ってみる
こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です。
今日は、
意識を向けるということについて、
少し考えてみたいと思います。
私たちは普段、
いろいろなことを考えながら
仕事をしています。
お客様への対応、
日々の業務、
売上のこと、
これからの事業のこと。
あれもやらなければいけないし、
これも気になる。
そんなふうに、
たくさんのことに意識を向けながら
過ごしているのではないでしょうか。
もちろん、
それが必要な場面もあります。
ただ、
たくさんのことに意識を向けていると、
一つひとつのことに向けられる
意識は分散されます。
ところが、
ある一つのことに集中して
意識を向け始めると、
少し違ったことが起こります。
それまで自分の中では、
それほど大きな存在ではなかったものが、
だんだんと大きくなってくるのです。
例えば、
新しい事業を始めようと考えたとします。
最初は、
何をすればいいのかもよく分からない。
何かいい方法はないだろうかと思っていても、
具体的なアイデアが出てこない。
ところが、
新しい事業について真剣に考え始めると、
今まで気にも留めていなかった
情報が目に入るようになったりします。
テレビやインターネットで
見かけた情報が気になったり、
知り合いとの何気ない会話の中から
ヒントを見つけたり。
以前から知っていた人が、
実は自分の考えている事業に
詳しい人だったと
気づくこともあるかもしれません。
今までと同じように生活しているはずなのに、
なぜか関連する情報が集まってくる。
そんな経験はありませんか?
私は、
こういうことが意識を向けるということの
一つの働きなのではないかと思っています。
意識を向けることで
興味や関心が生まれ、
興味や関心があるからこそ、
関連する情報を見つけやすくなる。
そして、情報が集まってくると、
今まで思いつかなかった方法が
浮かんできたり、
新しい選択肢が見えてきたりする。
最初は何もなかったように
感じていたところに、
少しずつ可能性が見えてくるわけです。
もちろん、
意識を向けただけで、
すべての情報が
自動的に集まってくるわけではありません。
ただ、意識を向ける先によって、
私たちが気づく情報や、
探そうとするものが変わってくる。
これは、
日常の中でも実感できることではないでしょうか?
では、反対のことが起きたらどうでしょうか?
例えば、新しい事業を考えているときに、
「そんなことは難しい」
「うちには資金がない」
「時間もないし、人もいない」
「どうせうまくいかないだろう」
そんなことばかり考えていたら、
どうなるでしょうか?
意識は、
できない理由や難しい理由に向いていきます。
すると、
資金が足りないという情報が気になり、
人手不足の問題が目につき、
過去に失敗した事例が頭に浮かんでくる。
実際に問題があるのですから、
それらの情報が間違っているわけではありません。
資金が必要なこともあるでしょうし、
人手が足りないこともあるでしょう。
ただ、そこにばかり意識を向けていると、
できない理由ばかりが
大きくなってしまうことがあります。
そして、気がつけば、
どうすればできるのかを考える前に、
やらない理由がそろってしまう。
これでは、
せっかく可能性があったとしても、
それに気づく機会を逃してしまうかもしれません。
では、
少しだけ考え方を変えてみたらどうでしょうか?
「この事業を実現する方法があるとしたら、
どんな方法だろう?」
そう考えてみる。
すると、
今度は実現するための方法に意識が向きます。
「自社だけで資金を用意するのではなく、
外部の協力を得る方法はないだろうか?」
自社だけで全部をやるのではなく、
得意な会社と組むことはできないだろうか?
今ある設備や人材を、
別の使い方で生かせないだろうか。
そんなふうに考え始めると、
今まで見えていなかった
選択肢が出てくることがあります。
もしかしたら、
その方法を知っている人に出会うかもしれません。
あるいは、
以前に聞いた話を思い出すかもしれません。
大切なのは、
問題がなくなったわけではないということです。
同じ問題があっても、
何に意識を向けるかによって、
見えてくるものが変わるのです。
何に意識を向けるかで、結果が変わってくる
これは、新しい事業の話だけではありません。
既存事業を立て直そうとしているときもそうです。
自分の体調が気になっているときもそうです。
お客様との関係をよくしたいときもそうです。
自分に足りないものばかりを探していると、
足りないものが目につきます。
反対に、
「今あるものをどう生かせるか?」
と考えてみると、
すでに持っている経験や人脈、技術などに
目が向くこともあります。
どちらも、
自分を取り巻く現実を
見ていることには変わりありません。
ただ、どこに意識を向けているのかが違うのです。
私は、コーチングの中でも、
この部分は大切だと考えています。
何かを変えようとするとき、
つい新しい方法を探したり、
行動を増やしたりしたくなるものです。
もちろん、それが必要な場合もあります。
でも、その前に一度立ち止まって考えてみる。
「私は今、何に意識を向けているのだろう?」
「できない理由を探しているのだろうか?
それとも、できる方法を探しているのだろうか?」
この問いかけだけでも、
見ている方向が変わることがあります。
そして、
ここで無理にポジティブになろうとする
必要はないと思うのです。
問題があるなら、問題を見てもいい。
難しいことがあるなら、難しいと認めてもいい。
そのうえで、そこから先、
何に意識を向けるのかを
自分で選び直せばいいのではないでしょうか?
あなたは今、何に意識を向けていますか?
私たちは、
意識を向けたものを大きく感じるようになります。
あると思って探せば、見つかる可能性が高まります。
ないと思って探さなければ、
目の前にあっても
気づかないことがあるかもしれません。
もちろん、
意識を向ければ必ず望んだものが手に入る、
という単純な話ではありません。
ただ、最初から
「ない」
「できない」
と決めてしまうのと、
「何か方法があるかもしれない」
と考えてみるのとでは、
その先に見えてくる景色は違うはずです。
今、あなたが取り組んでいる仕事は何でしょうか?
新しい事業を始めたいのでしょうか。
今ある事業を立て直したいのでしょうか。
それとも、日々の業務をもう少し楽にしたいのでしょうか。
そのとき、あなたは何に意識を向けていますか?
できない理由でしょうか。
足りないもののことでしょうか。
それとも、実現するための方法や、
今あるものを生かす可能性でしょうか。
少し振り返ってみると、
何か気づくことがあるかもしれません。
あなたにも、
意識を向け始めた途端に、
それまで見えなかった
情報が集まってきたり、
新しい方法を思いついたり、
人との出会いが生まれたりした
経験はありませんか?
もしあるなら、
それはどんなときだったでしょうか?
意識を向けたものが、あなたの中で大きくなる。
だからこそ、何かを始めるとき、
何かを変えようとするとき、
最初にどこへ意識を向けるのか。
その選択を、
少し大切にしてみてもいいのではないでしょうか。


