【引き算コーチング】「これでよかったのか」と不安になったときに…
こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です。
・会社をもっと良くしたい。
・売上を増やしたい。
・利益をもっと残したい。
・新しい事業にも取り組んでみたい。
経営者の方とお話をしていると、
そういうお話をよく聞きます。
もちろん、
会社を良くしたいという気持ちは大切です。
では、そのために何をしているでしょうか?
・新しい商品を考える。
・新しいお客様を探す。
・広告を出してみる。
・新しい営業方法を取り入れる。
いろいろな方法があると思います。
ただ、
ここで少し考えてみてほしいことがあります。
会社を変えたいと思っているのに、
今までと同じことを続けていませんか?
今までと同じ考え方で、今までと同じ行動をしている。
それで、結果だけが大きく変わるのでしょうか?
もちろん、
今まで続けてきたことが
間違っているという話ではありません。
長く続けてきたからこそ、
うまくいっていることもあるでしょう。
ただ、環境が変われば、
以前は必要だったことが、
今は必要なくなっているかもしれません。
ここが、今回お伝えしたいところです。
昔からやっている。
それだけで続ける理由になりますか?
会社の中には、
長年続けている仕事がいろいろあると思います。
・昔からこのやり方でやっている。
・以前から、この仕事は自分が担当している。
・お客様に頼まれるから続けている。
・ほかの会社もやっているから、うちもやっている。
こういうことは、珍しくないと思います。
ただ、
その仕事を始めたときには必要だったとしても、
今も同じように必要なのかどうか。
そこは、一度考えてみてもいいのではないでしょうか。
例えば、
以前は手作業でなければできなかった仕事が、
今では機械やシステムに
任せられるようになっているかもしれません。
以前は社長が確認しなければ進まなかった仕事も、
社員に任せられる仕組みをつくれば、
社長が毎回確認する必要はなくなるかもしれません。
あるいは、時間をかけて続けている仕事なのに、
売上にも利益にも、
あまりつながっていないものがあるかもしれません。
それでも、今までずっとやってきたから、
やめるという発想が出てこない。
気がつかないうちに、
そういう仕事が積み重なっていることも
あるのではないでしょうか。
一つひとつは、
それほど大きな負担ではないのかもしれません。
でも、それがいくつも重なったらどうなるでしょう。
本来なら新しいことに使えるはずの時間や、
人の力が、少しずつそちらに使われてしまいます。
そして、
いざ新しいことを始めようとしたときに、
時間がない、人が足りない、余裕がないという話になる。
もしかすると、
本当に足りないのは時間や人ではなく、
今までの仕事を見直すことなのかもしれません。
会社の力を奪っているものがあるかもしれない
私は、引き算コーチングという考え方を大切にしています。
何かを増やすことばかり考えるのではなく、
今やっていることの中から、必要のないものや、
自分たちがやらなくてもいいものを減らしていく。
そうすることで、
本当に必要なことに力を使えるようにする、
という考え方です。
例えば、会社の仕事を川の流れに例えてみます。
川には、本流があります。
本流に十分な水が流れていれば、
勢いよく下流に向かって進んでいきます。
ところが、途中でいくつもの支流に
水が流れ出してしまったらどうでしょう。
本流に流れる水が分散してしまいます。
もちろん、
支流にも意味がある場合はあります。
すべての支流をなくせばいいということではありません。
ただ、どこにもつながっていないような支流や、
流れ出した水が何の役にも立っていない支流があるとしたら。
そこを見直すことで、
本流に流れる水を増やすことができるかもしれません。
会社の仕事も、これと似ているところがあると思うのです。
本来なら、
お客様への価値提供や、売上をつくる仕事、
利益を残すための仕事に使いたい時間やエネルギー。
それが、いつの間にか別のところに流れてしまっている。
やらなくてもいい仕事に時間を使っていたり、
成果につながらないやり方を続けていたり、
社長でなくてもできることを社長が抱えていたり。
そういうことが重なっていくと、
会社全体の力が分散してしまいます。
反対に、そうした流れを一つずつ見直していけば、
本当に力を注ぎたいところに、
時間も人もエネルギーも使えるようになります。
その結果として、新しいことに取り組む余裕が生まれる。
そして、今まで足を引っ張っていたものがなくなれば、
せっかく生み出していた成果が、
以前よりも利益として残るようになる可能性もあります。
何かを新しく始めることだけが、
会社を良くする方法ではないのです。
変えるのは、行動だけではない
ここまで、
今までの仕事を見直すというお話をしてきました。
ただ、もう一つ大切なことがあります。
それは、仕事を見直すためには、
まず考え方を見直す必要があるということです。
例えば、
「この仕事は昔から自分がやっているから、
自分がやらなければいけない」と考えていたら、
仕事を手放すという選択肢はなかなか出てきません。
「お客様に頼まれたことは、すべて引き受けるべきだ」
と考えていたら、
採算が合わない仕事でも断りにくくなります。
「忙しいのは、会社が成長している証拠だ」
と考えていたら、
忙しさそのものを見直そうとは思わないかもしれません。
でも、本当にそうなのでしょうか?
自分がやらなければいけない仕事なのか。
すべて引き受ける必要があるのか。
忙しいことが、必ずしも会社の成長につながっているのか。
少し違う角度から考えてみると、
今まで見えていなかった選択肢が見つかることがあります。
考え方が変われば、選ぶ行動も変わります。
行動が変われば、結果も変わっていきます。
当たり前のことのようですが、
だからこそ、見落としやすいのかもしれません。
会社を変えたいと思ったとき、
何か新しい方法を探すことも大切です。
でも、その前に、
今まで当たり前にやってきたことを見直してみる。
それだけでも、変化のきっかけになることがあります。
何かを始める前に、減らせるものはありませんか?
会社をもっと良くしたい。
そう考えたとき、つい何かを足そうとしてしまいます。
新しい商品、新しいサービス、新しい営業方法、新しい仕組み。
もちろん、それらが必要な場合もあります。
ただ、新しいことを始めるには、
それを実行するための時間や人の力が必要です。
今までの仕事を何一つ変えないまま、
新しいことだけを増やしていったら、
どうなるでしょう?
仕事が増え、忙しさが増し、
結局、新しいことに十分な力を注げなくなってしまう。
そんなことも起こり得ます。
だからこそ、何かを始める前に、
一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
今やっている仕事の中に、
やめても困らないことはないでしょうか?
自分でなくてもできる仕事はないでしょうか?
機械や仕組みに任せられることはないでしょうか?
そして、やればやるほど、
かえって会社の利益や成長を
妨げていることはないでしょうか?
すべてを一度に変える必要はありません。
まずは一つ、見直してみるだけでもいいと思います。
今まで続けてきたことをやめるのは、
少し勇気がいるかもしれません。
でも、続けることだけが正解ではありません。
何かを変えたいなら、
今まで当たり前にやってきたことを変えてみる。
新しいことを始めるために、
何かを増やすのではなく、
何かを減らしてみる。
そうすることで、
今まで使い切っていた時間やエネルギーに、
少し余裕が生まれるかもしれません。
そして、その余裕を
本当に必要なことに使えるようになったとき、
会社の流れも
少しずつ変わっていくのではないでしょうか。
あなたの会社には、
今まで当たり前に続けてきたけれど、
そろそろ見直してもいい仕事はありませんか?


