身体の左右差
気温が上がる日が多くなってきました。花粉症の方もボチボチ出て来られています。春先のトラブルと慢性トラブルの方が入り混じって連日整体させて頂いております。
さて、整体の臨床現場では症状や病気だけをみません。ましてや肩が凝っているからと肩を揉むことはありません。それで改善されるならよろしいのですが、何年もそのようなことをされ続けて悪いのですから原因は他にあると考えるべきです。
今の時期、当院では左側肩こり、肝臓、腰痛の方が多いです。季節によっても症状の傾向が違ってくるのが整体らしい現場です。
本日のテーマ
不調が長い方や改善できない方、何をする方向を見ないといけないのか少し書いてみます。
まず、プラスよりマイナスを考え実行します。サプリメントや湿布貼り、対処で揉みまくったり・・・しんどいので何かしたい気持ちはわかりますがそれでは今まで通り変わらなかったと思います。食事を減らす。極端に減食するとか寝すぎなら6時間以内の睡眠にする。二度寝はしないとか。新しい事を追加するよりも今の生活をシンプルにマイナスにする事が大切です。
症状や不調の原因によってもマイナスの指導は多少違いますが、基本余分なことをされているのを止める方向です。
すると細胞レベルが変化してきます。整体では皮膚から筋膜、筋肉、細胞と刺激が感応するために手技療法をしています。詳しくなると長いので割愛しますが不調にも生理的段階と解剖学的段階では身体のダメージも良くなる過程も違います。人の60兆の細胞は7年間で総入替するそうですから症状の長い方は1年間の細胞レベルでの体質改善を目指さないと少々良くなっても繰り返す慢性からは脱却できないと考えます。
次に気と整体ですが、気というのは言葉では説明が難しいのですが、体では感じやすいので分かってもらえることが多いです。整体では気を送るとか気功師?のようなことはいたしません。では手で何をするのかと申しますと、受け手の方に感じてもらって集中されることが目的です。その場所が症状や不調の原因にある部位に刺激することによって受け手が感じて集中され変化されているのです。結果、自分の身体を自分で変化させている状況をつくります。本来、気を集めるとはそういうもので集中して感じれば人の身体は変化が起きます。
マトメますと
元気な体に導く大枠として方向性はまず、
⚫️余分なことを身体にせず、シンプルにマイナスの方を優先して生活します。
⚫️筋肉レベルではなく細胞レベルでの身体改善でないと症状の厳しい方や慢性の方は繰り返す不調から脱却は難しいです。
⚫️心身、体に変化をさせるには、集中することによって身体が感応し気というものが変わっていきます。
最後に、最終的には人は動物なのでシンプルにすべきです。自分で自分を癒す力が無いと弱くなっていきます。
当院の整体では、その一番大切な自然のことをお手伝いして取り戻す作業だと考えています。
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アフターマーゴ 鹿島 篤