何故か不調でもないはずなのに・・・ストレスでおきる「睡眠障害」Ⅰ

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:健康な日常を送るために

今日は『ストレスでおきる睡眠障害』の話をします。

最近、日本人の半数以上が睡眠時間が足りていないと感じているそうです。多くの人達が、慢性的な睡眠不足になっています。
でも、少しくらい眠れないからと言って、はっきりと病気といえるほどではないし・・・そういってそのまま放置している方が多いのではないでしょうか?

睡眠障害の背後には、うつ病などの精神疾患や身体疾患が関係しているものと、そうではないものに分けられます。
心も体も異常が無いはずなのに、眠れなくなったり、寝つきが悪い・・・原因がまったく分からない場合も多いようです。

怖いのはそうした睡眠障害の中に、何らかの心理的なストレスが潜んでいる場合です。

頑張って働いてきたのに未来がもっと良くなるという実感を持つことができない・・・
達成感を感じないまま、ただ忙しい日々が続いていく・・・
人と人とのつながりが希薄になって、どうしようもない孤独に襲われる・・・
そんなつらさを感じなくても、自覚のないままにため込むストレスもあります。

そんなどうしようもない悩みやストレスから、眠りが妨げられることもあるのです。

睡眠障害から抜け出すには、そのもととなる悩みや、ストレスの原因を突きとめる事が近道になります。
ストレスをたいした事がないと放置して心が疲れきってしまう前に、そのストレスを失くすことが大切です。

ストレス解消法はそれぞれです。
カラオケで発散したり、旅行したり、散歩や友達と飲みに行ったり…
ストレスを発散できるように普段と違う事をしてみるのも良いでしょう。

何が原因なのか?ストレスの原因を除く工夫もしてみましょう。

そのほか、人に聞いてもらうだけでも心が軽くなる事もあります。何かモヤモヤする事があったら、自分一人で抱えずに誰かに相談してみましょう。カウンセリングに来た方から、カウンセリングしたあとは、「久しぶりにぐっすり眠れました」というメールを頂くこともよくあります。聞いてもらえるだけですっきりできる事もあるのです。張り詰めた糸が切れる前に、上手にストレスを逃す工夫をしてみましょう。

次回は具体的な安眠法をお伝えします。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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