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飯塚和美

心についた癖や行動を取り除き生きやすくするカウンセラー

飯塚和美(いいづかかずみ)

カウンセリングルーム『大空』

コラム

「キレやすい高齢者」と言われないために、脳の活性化を心がけましょう

健康な日常を送るために

2016年12月13日 / 2017年2月6日更新

最近、高齢者に「キレやすい人が多くなった」と言われています。今日は元気で明るい生活を心がけるためのお話をします。

切れる原因で考えられる理由としては、
【ストレス】
平常心を失う心理状態の可能性。高齢になると不自由な体と精神的ストレスが多くなると考えられます。孤独感や老後不安などもストレスの大きな原因になります。
【セロトニンの減少】
 心のバランスを整える作用のある伝達物質セロトニンが減り、心身のバランスが崩れて暴力的になる事が考えられます。
【前頭側頭型認知症】
 前頭葉は物を考えたりする場所で、痴呆症により委縮すると理性的な行動が出来なくなり、一般的な行動から逸脱して感情のコントロールや衝動の抑制が困難になります。平気で思った事を相手にぶつけたり、ルールを無視した行動に出て、それを注意されると怒りだし、時には暴力をふるう事もあります。
【加齢による脳の老化】
 使っていない範囲がどんどん増えて脳の機能が衰え、その人の持って生まれた性格が顕著になります。もともと切れやすかった人はさらに切れやすくなります。

現代社会に適応できていないのが原因とも思われます。
切れやすい特徴が見られる高齢者の多くは、かかわってくれる人がいなく、孤独感がある人が多いといいます。
・日常的な楽しみがない
・人間関係がうまく築けない
など当てはまる場合は注意しましょう。

特に社会的な認知度が高かった立場の人が退職すると、肩書を喪失して普通のおじいちゃん扱いされるなどでギャップを感じます。男性の場合、女性と違い人間関係のほとんどが仕事関係だった人も多く、定年退職すると社会から孤立する場合が多くなります。疎外感や孤独感が加速するとストレスで暴言、暴力が生じる事も考えられます。

脳を活性化するため考えられる対策

孤立しないよう注意しましょう
・外出を多くすること
  地域行事への参加、ボランティア、趣味のサークルへの参加。散歩や周辺の掃除でもかまいません。
  単調な生活にならないためにも、孤立しないためにも、出来るだけ外へ出て、少しでも人と会話できる機会を増やしましょう。
・下半身を使った運動も効果的です
  散歩や軽い運動は脳内に酸素が回り、脳の活動が活発になります。
・刺激を持った生活を心がける
  刺激も脳の活性化に役立ちます。わくわく感を持つ行動も心がけましょう。オシャレをしたり、いつもと違う料理をしたり、常に新しい事を心がけ、脳を鍛えて心身のリフレッシュをしましょう。刺激を味わう事が脳の活性につながります。

身近な人のサポートも大切

高齢者のいるご家族は、「何かしたい」と言った時に「無理だから」「みっともない」などと可能性を絶たずに温かく見守ることも必要です。何でも代わりに「やってあげる」と自分で出来る身の回りの事も全部してあげるのも良くありません。
そして、機嫌のよい時にはトラブルは少ないものです。イライラしていたら反論や否定などはせずに理解して受け流しましょう。反論すると怒りがエスカレートしてしまいます。

これからも高齢者は増えていく傾向にあります。シニアの人たちには、町会への積極的参加や地域ボランティアなど無理せず孤立しない社会参加をしてもらい、大切な社会の一員だという自覚を持ってもらう事も大切だと思います。



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