ノートパソコンのバッテリーが寿命に!そのまま使って問題ない?必ず交換?

古賀竜一

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テーマ:機器と端末の管理と保守


バッテリー表示に警告?0%で動かない!


購入後4~5年以上経過したノートパソコンで、タスクトレイのバッテリーアイコンが0%のまま動かなかったり、中身が空の表示のままになったりしていませんか?

その場合、バッテリーが寿命を迎えている可能性が極めて高いです。

バッテリーの寿命を迎えたパソコンの相談でよくあるのは、絶対に交換しないといけないと思い込んでいるケースです。

場合によっては交換が必要な場合がありますが、多くの場合そのままでも問題ないケースがほとんどです。

確かに警告などが表示されたら不安かもしれません。しかし、これまでの経験上、多くはACアダプタによる稼働で使い続けられています。

2~3年程度でバッテリーは寿命を迎えてしまう

リチウムイオン電池はは充放電回数に限度があります。これはリチウムイオン電池の特性によるもので、スマホや他の家電でも同様の傾向があります。

また、常にACアダプタを挿したままの満充電状態や、高温の環境も劣化を早める原因になります。

現在の一般的なノートパソコンに搭載されているリチウムイオンバッテリー(およびリチウムイオンポリマーバッテリー)の充放電回数(サイクル数)のカタログ値は、おおむね約300回~500回が標準的な目安となっています。

近年の一部のモバイルノートや高級機種(MacBookや一部のビジネス向けPCなど)では、バッテリー技術の向上により約1,000回をカタログ値として掲げるモデルも増えています。

カタログに記載されている充放電回数に達したからといって、突然パソコンが使えなくなるわけではありません。

それでも、普通に使用している場合、一般的なノートパソコンで約2年~ 3年、高性能機種で約3年~5年で寿命を迎える可能性が高くなっています。

ですから、中古PCで3~5年落ちのモデルを購入すると、既にバッテリーは機能を失っている場合があります。

フリマやオークションでは、「バッテリーは保証対象外」というのが今では半ば常識になっています。

バッテリーの寿命はどうしたらよいのか?

1.メーカーで交換修理、または部品として購入する


PCのバッテリーは、メーカーで定められている保守部品保有年数の期間内(一般的に製造終了後5年前後)であれば、交換修理が可能です。

しかし、技術料などを含めると総額で3万~5万円程度と、意外に高額な場合があるため事前によく調べる必要があります。

自分でバッテリーが外せる構造になっているパソコンなら、メーカーの通販などから部品単体を1万~3万円程度で購入可能な場合もあります。

問題なのは、その部品保有年数を過ぎた場合や、期間内でも在庫がなくなって廃番となってしまった場合です。

2.中古、または互換品を購入する


メーカーでの入手が困難な場合、ネット通販などで互換品(サードパーティ製)を探すことになります。しかし、純正でないものは品質にバラつきが多く、すぐに使えなくなったり、最悪の場合は膨張して発火する危険性もあります。

そもそも、現在の取り外しができない「バッテリー内蔵モデル」の場合は、個人での分解・換装作業自体が破損や発火の危険を伴うため、基本的には推奨できない解決方法です。

3.モバイルバッテリーを活用する


USB Type-Cの「PD(Power Delivery)」に対応しているパソコンであれば、外部のPD対応モバイルバッテリーを接続することで、外出先でも使い続けることができます。

大容量のものであれば5~8時間程度は稼働できるようですが、電源が外部接続になるため「かさばる」「総重量が重くなる」「充電に時間がかかる」など、内蔵バッテリーに比べて取り回しはよくありません。

4.据え置き使用ならバッテリー交換は不要(ただし条件あり)


普段から外に持ち出すような使い方をせず、自宅やオフィスに据え置いて使う用途であれば、バッテリーが寿命を迎えていても、ACアダプタのみで稼働可能です。

画面に「バッテリーの交換が必要です」と通知が出ても、そのまま使用を続けて問題ありません。

ただし、バッテリーが化学反応でパンパンに膨張し、本体やトラックパッドを押し上げているような場合は別です。

そのまま使うと破裂や発火、液晶の破損に繋がるため、速やかに使用を中止するかバッテリーを取り外す必要があります。

また、機種によってはバッテリーが完全に死んでいると、安全のためにCPUの性能を大幅に落とす仕様のものもあります。

まとめ:バッテリー交換は費用対効果をよく考えて


以前のノートパソコンはバッテリーが簡単に取り外せたため、ユーザーが自分で気軽に交換できました。しかし、現在のノートパソコンのほとんどは薄型化のために内蔵式となっており、事実上ユーザーが手軽に交換することはできなくなっています。

仕事で頻繁に持ち運ぶ場合は、バッテリー交換費用も運用コストと割り切れますが、ライトユーザーが数年使った古いPCや、安く買った中古PCのバッテリー交換に数万円をかけるのはあまり経済的ではありません。

その費用は、基本性能がアップした新しいパソコンの買い替え資金に回した方が、長い目で見れば建設的だと言えます。

九州インターワークス 注目のページ
「パソコンの安定化対策」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/antei.htm

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ITのユーザーサポートの現場で実際に問題を解決しながら、ITの最新の状況とその問題点を追及している専門家です。多様で複雑になってきたITのことをユーザーにわかりやすく丁寧にお伝えします。

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