『反省と対策』どこまで深掘りできるか?で、結果が変わる
【スーパーコンサルからのヒント】
昨日は、九州で業務改善のコンサルティングでした。
ディスカウントストアやドラックストアの進出が多い九州地方。
訪問したクライアントも、ここ数年、そのあおりを受けて、減収減益が続いています。
今回、訪問2回目ですが、待ったなしの改善活動が必要です。
早速、基幹店舗の現場に立って、社長に、前回指示した改善活動の進捗状況を聞き取り取ります。
ジリ貧の会社に多いのが、改善行動のスピードです。
この企業も、その例外になく、2週間前に指示した改善活動が、あまり進んでいません。
今回は、店長、バイヤーも現場で参加してもらい、売上アップに対して、成果が期待できる、
・欠品改善
・レイアウト変更
・棚割り変更
・売り場展開変更
・レジ稼働方法変更
・重点商品管理
・見切り方法変更
など、大小の課題を伝えて、スピード改善を指示しました。
「何時やる」「誰とやる」「何処までやる」を決定していきます。
当然ですが、全員で協力してやれば、殆どのことは短期で終わります。
そして、店長、バイヤーの、
・売場管理
・重点商品管理
・MD管理
など、本来の主体業務の遂行を妨げている、原因を現場で聞き取り、即時改善方法のアドバイスを加えます。
例えば、ピッキングやロット変更など、店内作業を減らすための施策を、ベンダーなどへも伝え、物流の取引条件の修正をお願いします。
成長する会社と、ジリ貧の会社の違いの一つは、時間の使い方にあります。
仕事(作業)は大きく分けて、『単純作業』と『付加価値業務』に分けることが出来ます。
ジリ貧の会社に多く見られるのが、リーダーの単純作業遂行時間の多さです。
新入社員でも出来る簡単な作業を遣って、仕事をしていると思い込んでいます。
リーダーの時間管理においては、仕事(業務)と作業の区別が重要です。
このことによって、多くの場合、営業成績の結果に、大きな差が出ることになります。
・売場確認管理
・従業員の行動管理
・ストアコンパリゾン(戦略的店舗視察)
・部下の教育と訓練
・各種計画づくり
・計画の確認と修正(コントロール)
・自己学習
など等、リーダーには、遣るべきことが山ほどあります。
そのことの出来で、時間の経過とともに、現場が変化して、実績(業績)が、変化します。
過去の経験則の使い回しでは、この厳しい競争環境の中では、生き残れません。
大事な部下の生活を守ってやることは出来ません。
もし、これらのことが良く理解できなければ、学ぶことです。
成果を出している人、実績を持っている人に聞くことです。
それも、リーダーの重要な仕事であり、責務です。