東京の親族に代わって後見人就任 ☆成年後見vol.13②☆
みなさん、こんにちは。司法書士佐井惠子です。
2010年7月15日の朝日新聞夕刊で、昭和の生活用具を使ってする回想法による
認知症予防や治療の記事、ご覧になりましたか?私は、回想法って初耳でした。
記事によりますと、「回想法」とは、
昔の生活道具や写真、映像を使って、高齢者が「懐かしい」「楽しい」といった記憶を
よみがえらせることで、
脳や心を活性化させ、認知症の予防や治療、お年寄りの生活の質の向上につながるとされる療法。
1963年に米国の精神科医バトラーが提唱。
例えば、お釜、火吹き竹、ちゃぶ台、紙風船、足のついたテレビ、木琴、おひつ、蛇腹の番傘、箱膳、○印の魔法瓶etc.
あなたは、いくつ思い浮かびますか?
各地にある博物館で、所蔵の生活用具や民具を、季節やジャンルに分けて回想法セットを作り、
介護予防教室や老人福祉施設に貸し出しているということで、「いかにも昭和」が役立っています。
私が保佐人をしている方との月に一度の面会では、その方の学校、入社試験の面接でのエピソード、
会社での仕事内容、会社でのバンド活動、運動会の話・・・と、毎回、同じように繰り返されます。
でも、それを話すことで活き活きとなり、
自分は良く働いたし、がんばった。またいい時代だったと締めくくる。
私は、聞き役に徹しますが、時に感心したり、すごいと思う。
また、新しい話題が出てくる。
私とのおしゃべりも、少しは役に立っているのかも・・・。
なんて、嬉しくなる記事でした。
司法書士佐井惠子