お金を掛けずに地震に強い家にする方法
耐震構造はビクともしないはウソ
この前の地震で、「我が家は耐震構造だからビクともしなかった」と云う話しを耳にする事がありますが、地震で揺れに揺れた結果、ヒビ一つ入らなかったと云う意味で使われたのならその通りですが、全く揺れなかったと云う意味で使われたのなら誤りです。
耐震構造は、地震の揺れを直接建物に伝えますので、下の映像の様に揺れに揺れ、最悪の場合倒壊に至ります。
免震構造は、基礎と上部建物の間に免震支承(免震装置)を配置しますので、地震の揺れを建物にそのままの力で、伝える事はありません。
理論上は全く伝えなくする事も可能ですが、そよ風が吹いただけでも建物が移動してしまう不都合も発生しますので、実情は震度4~5程度から作動する免震支承が多い様です。
性能により価格はマチマチですが、震災時に家族に寄り添えない職業の方は採用を検討すべきです。