リフォームの断熱
一日の温度変化の激しい季節
朝はなにか羽織っていないとうすら寒く、手足も冷たく感じますが、日中日が昇るとクーラーが欲しい程暑くなるのがこの季節です。人は気温が21度以下になると風邪を引く人が急激に増えます。また28度を超えると熱中症を起こしやすくなります。特に体の抵抗力の落ちている人ほど顕著に現れます。
最近の家なら家の断熱化は常識で、断熱材を用いないで新築している家を見かる事はありませんが、既存住宅の中で断熱材を用いていない家がまだ30%以上存在しています。断熱化している家でも壁や屋根に断熱材を入れてはいるが床下に断熱材が入っていない家も断熱化されている家の3割程度残っています。
夏の暑さは屋根や壁(窓)から侵入しますので床下にはあまり気を使わなかったのでしょうが、冬の寒さは家の至る所から侵入して来ます。
断熱化したのに、この季節でも朝夕は寒くて仕方がないと言うご相談を受けました。
話しをお伺いしていると、案の定床下に断熱措置が施されていません。壁と屋根は断熱材メーカーも積極的に宣伝していますので、そちらばかりに気を取られ、床下に関心が払われておられなかった様子でした。
家を断熱化する事により温度変化を穏やかにする事が出来ます。
この季節が最も断熱化している家とそうでない家の性能の差が大きく出る季節なのです。