省エネ住宅と窓

福味健治

福味健治

テーマ:【エコ住宅】

平均的な住宅を考えて、断熱材選びのコツを前回書きました。
http://mbp-japan.com/osaka/oado/column/26878/

でも断熱材だけで温熱性能の良い家が出来上がる訳ではありません。
断熱性能の指標であるQ値は、屋根・外壁・床・開口部の熱損失係数に換気により流出入する空気の熱損失係数を加えたものです。部位ごとに箇条書きしますと。
屋根     0.22
外壁     0.51
床      0.14
開口部   0.74
換気    0.42
合計    2.03
となります。外壁は述べ面積が大きいので当然数値は上がりますが、せいぜい外壁面積の30%ほどの開口部が外壁の1.5倍ほどの係数になっているのには驚きます。
断熱材は出来るだけ安いものを選び、その分開口部にお金をかける方が、より省エネ的であることがわかります。
上記開口部の熱損失0.74は、最も普及しているアルミサッシュにペアガラスを入れた仕様です。
それをもう少しお金を掛けてアルミ樹脂複合サッシュにして、ペアガラスの代わりにLow-Eペアガラスで試算しますと
0.74→0.44まで下がり、Q値は1.73まで下がります。

関連記事
省エネ住宅と換気 http://mbp-japan.com/osaka/oado/column/26971/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

福味健治
専門家

福味健治(一級建築士)

岡田一級建築士事務所

どうして良いか判らない貴方の為に、私はここにいます。まずは、お友達になりましょう。そして悩みや夢を語り合いましょう。理想の家造りはそこから始まります。私は友達を裏切りません。無料相談大歓迎。コラム必見

福味健治プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼