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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

台風お見舞い申し上げます。

2012年6月19日

テーマ:【メンテナンス】

コラムカテゴリ:住宅・建物

今夜半くらいまで、強風が続くそうです。

また、雨量も相当な量になっており、新たに日本を伺っている5号の動向と共に土砂災害が気になります。

雨漏れは大丈夫ですか?

天井に滲みが着くのは屋根からの雨漏りですが、窓周りの雨漏りは壁からの雨漏れの場合が多いです。雨漏れの場所によって修理する専門家が異なりますので、よく観察なさって下さい。

強風の被害で屋根がダメージを受けるのは軒先部分です。軒の出が長いと軒下部分に壁が吹き上がり屋根を揺らします。風速が40m以上になりますと屋根瓦が飛び始めます。飛ぶ時は、煽られた軒先の瓦から棟の瓦に向けて順々に飛ばされます。

これよりも風速が上がると屋根そのものが吹き飛ばされます。始めに風上側の窓が風圧に耐え切れず壊れます。すると室内に強風が吹き込み室内が強正圧になります。風下側は負圧になっていますので圧力差で屋根が持ち上げられ吹き飛ばされてしまいます。
風上側の窓がいよいよ持たないとなった時、風下側の窓を開けてやると、万が一風上側の窓が破られても、風下側の窓から風が抜けてくれますので、屋根が飛ばされるのは防ぐ事が出来ます。
但し、屋根は助かっても、屋根が飛ばされるのと同じくらい危険ですが・・・

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