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コラム
失敗するローコスト住宅の例
2012年4月5日
ローコスト住宅は、工務店さんの協力が無ければ成功しません。
お金が無いから(費用を抑えたいから)ローコストに住宅を造る発想は悪いことではありません。誰もが余計な出費を抑えようと努力するものです。
失敗する人には、自分がどの様な家に住みたいのか明確なビジョンがありません。聞きかじりで建売住宅の坪単価を鵜呑みにして、それより安く建てられれば得をしたと考える人たちです。
果たして、本当に得をしているのでしょうか?ただ安いだけの家は必ず失敗します。
家造りはまだカタチになっていないモノに値段をつけるところから始まります。プロが素人を相手に商売するのですから、手を抜こうと思えば幾らでも抜き方があります。素人は手を抜かれるのは困るから、手抜き工事を見逃すまいと疑心暗鬼の目で工事を見るようになります。建築主と施工者の間に対立関係が生まれてしまうのです。
その結果は最悪の場合建築紛争でしかありません。建築主は人より安い家を建てたかっただけなのに、工務店はなんとか喜んでもらえるように努力したはずなのに、誰もが嫌な思いしか残らない結果になってしまいます。
ではどの様なローコスト住宅だと成功したと云えるのでしょうか?
それは「希望通りの家が出来た」と心から愛着の持てる家に仕上がった事を喜べる家です。
方法は幾通りもあります。それは希望する家のあり方によって変ります。
絶対に外せない条件はただ一つ、工務店さんの協力です。
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