南海地震の発生確率が上昇しました。
IAU型免震住宅は1年毎に目視の点検を行います。昨日点検に行った住宅の画像です。
転がり免震支承は鋼球が下皿の中心にセットされているか。隙間がないか。錆が発生していないか。等々を目視確認し、上皿と下皿にズレがないか計測します。
引き抜き防止装置付免震支承は、グリスが切れていないか、ベアリングが飛び出していないか。その他異常がないかを点検します。
風揺れ固定装置は、オイル漏れしていないか、その他異常が無いか
全方位制震ダンパも、オイル漏れしていないか、上皿の中心にセットされているかを確認します。
その他点検作業として、配水管給水管に異常はないか、免震装置に支障を来たす障害物はないか等々を点検します。
IAU型免震装置には床下に点検ピットが設けられていますので、容易に点検作業を行う事が出来ます。
この建物の竣工後、震度4を上回る地震は数年発生しておりませんので、幸いな事に、免震装置が作動した様子はありませんでした。この装置が作動しない日が長く続く事を祈ります。