古代地図と軟弱地盤
全く同じ間取り、仕様で金物工法と在来工法の建物を建てて、Eデフェンスで実際に揺らしてみると強さは一目瞭然ですが、そうでもしない限りどちらが強いかは誰も何も云えないかと思います。
机上では答えが出ますが木構造は実際と理論が乖離しているのも事実です。
2009年国交省が木造3階建ての実大模型を揺らしてみて、耐震等級1の仕様の建物が倒壊せず耐震等級2の建物が倒壊しています。
国交省は耐震等級1の建物も倒壊に等しいと弁明にやっきでしたが、耐震等級1の建物が倒れず残ったのは事実です。
倒壊に等しい建物でも、倒壊しさえなければ人命は救われます。倒壊してしまっては生命は危険にさらされます。
金物工法は色々なメーカーが色々な工法を編み出していますが、それらの殆どは大臣認定工法かと思います。認定工法を取得するには実大実験も含め様々な角度から検証されていると思いますので、在来工法に比べ比較的理論に沿った潰れ方をするかと思います。その意味では金物工法を選択して、余裕を持った耐力を求めるのが今のところ最も堅実ではないかと思います。