古代地図と軟弱地盤
映像は、IAU型免震装置を取り付けた実物の建物を造り、阪神大震災で実際に観測した地震波を使って揺らせてみた実験の模様です。
注目して頂きたいのは、一階左隅の窓から見える白いものです。これは家財道具が、極端に偏って置かれた事を想定した土嚢袋です。建物全体の重さが20トン程度なのに対して、土嚢袋は10トンと云う極端に偏った積み方をしています。
通常、構造計算では建物の自重に加えて、家財道具等の積載荷重を均一に配置した事を想定して解析しますので、こういった偏った置き方は想定外の配置です。
結果はご覧の通り、想定外の置き方にも関わらずIAU型免震装置は、ねじれる事無く正常に作動し、地震が終息すれば何の動力も用いず元の位置に戻って(原点復帰して)います。
基礎と建物が完全に分離しているタイプの免震装置では、原点復帰させるのが非常に難しく地震終息後、別の方法で元の位置まで復帰させなければなりません。IAU型免震は基礎と建物が完全に分離しているにも関わらず、自動で原点復帰しています。
また、どの免震装置でも、今回の実験の様な極端な積載荷重を掛けると、建物の重心位置が移動してしまい、ねじれを伴った揺れ方をするのですが、IAU型免震装置は全くねじれる事無く、計算通りの揺れ方をしています。
阪神大震災での後悔から、日本に最も適した免震装置は何かを調べ、辿り着いたのがIAU型免震装置です。免震装置は一般に高額だと云われていますが、今までの建物に免震装置だけを付加する為に高額になるのです。
免震住宅は免震住宅の造り方があります。新しい発想で予算を再構築すれば、決して高くはありません。
これから造る住宅は、間違いなく巨大地震に遭遇します。是非IAU型免震住宅を検討して下さい。
免震構造と制震・耐震構造の揺れ方の比較映像はこちら
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