残業代請求は過去2年分→5年分になる?
近年、労働者に対する悪質なクレームなど顧客等からの著しい迷惑行為(いわゆるカスタマーハラスメント)が問題化しています。
パワハラ防止法の指針では、企業にカスタマーハラスメントのマニュアル策定や研修を求めていますが、企業からは「抽象的でわかりにくい」という声があがっていました。
そこで厚生労働省は昨年、カスタマーハラスメントの防止対策を推進するために関係省庁横断的な連携会議を設置し、企業向けのマニュアルを作成する方針を決めました。
今年7月には第3回会議が開かれ、マニュアルの必要性について次のように整理されました。
・カスタマーハラスメントに対しては企業として対応することが重要。
マニュアルにより組織的対策を整理。
・個別企業でも対応できる事例収集をおこない、横展開することが効果的
また、マニュアルに盛り込む内容として、好事例の紹介や企業が取り組むべきことのチェック表、取り組みによる効果などが示されています。