残業代請求は過去2年分→5年分になる?
厚生労働省は6月24日、「労働経済動向調査」(令和3年5月)の結果を公表しました。
労働者の過不足状況を見ると、正社員等については「不足」と回答した事業所が34%、「過剰」が6%で、28ポイント(※)の不足超過となりました。
(※「不足」と回答した事業所割合から「過剰」と回答した割合を差し引いた値)
特に、「建設業」「医療、福祉」「運輸業、郵便業」「情報通信業」で人手不足感が高い結果となっています。
パートタイム労働者については20ポイントの不足超過で、特に「サービス業(他に分類されないもの)」「卸売業、小売業」「生活関連サービス業、娯楽業」などで人手不足感が高くなっています。
正社員等は40期連続、パートタイム労働者は47期連続の不足超過です。
令和4年の新規学卒者の採用予定者数について見ると、令和3年の採用者数より「増加」とする事業所割合は、高校卒19%、大学卒(文科系)14%、大学卒(理科系)16%、大学院卒9%となっています。
「増加」とする事業所割合は、大学卒(文科系、理科系)、大学院卒で前年同期を上回りました。