キャリアコンサルタント試験について

鈴木圭史

鈴木圭史

テーマ:キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタント試験について
こんにちは。ドラフト労務管理事務所で勤めている、一スタッフです。
私は11月25日(学科試験)と12月8・9日(実技試験)に行われた、第10回国家試験キャリアコンサルタントの試験を受験してきました。1月8日に合格発表があり、無事両方合格したので、今回試験についてお話ししようかと思います。

<学科試験>
試験団体が2つあるのですが、私はキャリアコンサルティング協議会で受験しました。
11月25日に10:30~12:10(100分)学科試験でした。試験は50問、四肢択一で、30分経過すると途中退席できます。難易度は第9回がとても難しかったので、前回と比べて易化されたと言われていますが、それでも私は難しく感じました。試験範囲はキャリアコンサルタントの役割から実務やカウンセリングの理論、キャリアコンサルタントの倫理と行動と、幅広い範囲で労働経済白書といった労働省の報告書からも出題があるので全てをカバーするのは難しいと言われています。私は試験の一か月ぐらい前から過去問中心に勉強しました。養成講座の教科書に載っていないことも試験に出ます。試験団体のホームページにも過去問が3回分載っているので、ぜひ活用してみてください。

午後から(14:30~15:20)は論述試験です。逐語録(相談者とコンサルタントの会話)を読みながら空白欄を埋めたり、質問を読み自分の考えを書いていったりする内容です。試験勉強中はそうでもなかったのですが、本番ではすごく時間がたつのがはやかったです。これも私は過去問を解き、インターネットで回答を探して使いやすそうなフレーズはまとめたりしました。

<実技試験>
学科試験から2週間後の土日(どちらか1日)が試験日です。私は8日の土曜日の昼頃からでした。15分のロールプレイング(キャリアコンサルタント役を演じる)と5分の口頭試問の合計20分です。集合時間に着くと前半組と後半組に分けられて、前半になればそのまま試験室へ後半になれば前の人が終わるまで20分ほど待つことになります。相談者役は「若年者」「女性」「中高年」のどれかがテーマと言われています。試験官は同じ部屋にキャリアコンサルタントの方と臨床心理士の方がいらっしゃいます。
私は学科試験よりも実技試験が本当に自信ないので養成講座が終わった後も対策講座に通い、学科試験後に3回ほど同じ受験生の方と仕事終わりに集まって練習しました。一人の時は自分の録音を聞いたりしていました。
当日は「中高年」の男性が相談者役で時間はあっという間で足りないぐらいだったのです。手ごたえはそこまで感じませんでしたが、相談者役の名前を覚えること、服装に気を付ける(スーツで行きました)、入退室時の態度、はあらかじめ意識して挑みました。詳しい配点は郵送で通知されABCで評価されます。

<第10回試験合格率>
学科 合格率 65.4%  (前回 28.8%)
実技     73.3%  (前回 67.7%)
学・実 同時  55.9%  (前回 26.2%)

第9回が難しすぎたのもありますが、合格率がすごく上がっています。タイミングが良かったのもあるかと思いますが、7月から養成講座に通い1回で合格できたのは本当に嬉しく、今は何よりホッとしています。この身についた勉強習慣を続け、これからも自己を磨き上げていきたいと思います。

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鈴木圭史
専門家

鈴木圭史(特定社会保険労務士)

ドラフト労務管理事務所

社労士として20年以上の経験を誇り、労務相談から発展した、労務リスクの回避につながる労務監査を推進。IPOやM&A支援でも実績があります。「船員の働き方改革」に対応する海事代理士業も。

鈴木圭史プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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