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キャリアコンサルタントについて

2018年9月8日 公開 / 2018年10月18日更新

テーマ:キャリアコンサルタント

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: キャリアコンサルティング

前回に引き続きキャリアコンサルタントについてお話してきます。
第二部 「キャリアコンサルタント合格率」「派遣先でのキャリアアップ支援」

<キャリアコンサルタントの合格率>
キャリアコンサルタントは年に4回試験があります。そして「日本キャリア開発協会」か「キャリアコンサルティング協議会」のどちらか受験する団体を選ぶ必要があります。

直近、過去2回の合格率
 2018年5月(学科試験)・6月(実技試験)
 「日本キャリア開発協会」
 学科試験のみ  受験者数 1387名 うち合格者 831名(59.9%)
 実技試験のみ  受験者数 1123名 うち合格者 779名(71.9%)
 学科・実技同時 受験者数  881名 うち合格者 472名(53.6%)

 「キャリアコンサルティング協議会」
 学科試験のみ  受験者数 1492名 うち合格者 992名(66.5%)
 実技試験のみ  受験者数 1346名 うち合格者 909名(67.5%)
 学科・実技同時 受験者数 1161名 うち合格者 637名(54.9%)

 2018年2月(学科試験)・3月(実技試験)
 「日本キャリア開発協会」
 学科試験のみ  受験者数 1617名 うち合格者 886名(54.8%)
 実技試験のみ  受験者数 1373名 うち合格者 1024名(74.6%)
 学科・実技同時 受験者数 1071名 うち合格者  561名(52.4%)

「キャリアコンサルティング協議会」
 学科試験のみ  受験者数 1073名  うち合格者 575名(53.6%)
 実技試験のみ  受験者数  909名  うち合格者 636名(70.0%)
 学科・実技同時 受験者数  681名  うち合格者 336名(49.3%)

学科試験の内容は同じですが、実技試験内容の評価点が団体によって異なるようです。また試験日程も2つの団体で違うので受験される方は都合つけやすい方で受験されると良いかもしれません。またどちらか片方の合格でも5年間の有余があります。受験者人数を見てみると同時受験者よりも片方受験の方が人数は多く、落ちて2回目以降チャレンジする人達が多くいるのかと思われます。

<派遣先でのキャリアアップ支援>
法改正により派遣元事業主は、自社の派遣労働者に対しキャリアコンサルティングの相談窓口の設置を義務付けられました。
相談窓口の設置に際しては、以下の要件を満たす必要があります。
1)相談窓口には、担当者(キャリアコンサルティングの知見を有する者)が配置されていること。
2)相談窓口は、雇用するすべての派遣労働者が利用できること。
3)希望するすべての派遣労働者がキャリアコンサルティングを受けられること

ただし、必ずしもキャリアコンサルタントの有資格者であることまでは求められておらず、3年以上人事担当としての職歴がある人や、派遣先との連絡や調整をしている営業担当でもキャリアコンサルティングの知見を有する者として認められます。

現在では有資格者しか「キャリアコンサルタント」と名乗れないため専門性や将来性や市場価値は高いと考えており、今後はキャリアコンサルタントに求められる業務も増えてくるのではないかと考えています。

この記事を書いたプロ

鈴木圭史

労務相談の専門家

鈴木圭史(ドラフト労務管理事務所)

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