人手不足への対応。IT化がカギ?
売手市場の昨今、新卒採用の若者が、就職後すぐに転職のための就職活動をおこなう、いわゆる「第二新卒」が増加しているそうです。
「第二新卒」とは、学校を卒業直後の「新卒」に準じて、卒業して数年までの人をいいます。
株式会社マイナビが自社の登録者を対象に行った調査結果*によると、在学中に内定を獲得したにも関わらず就職活動を行っている人の割合が増加していて、そのうち「一度就職したが、退職もしくは在職しながら再度就職活動をおこなっている」が54.1%(前年比21.2ポイント増)と半数を超えているそうです。
移り気な若者達に企業の採用担当者も悩まされているでしょうが、企業もまた、新卒の一括採用だけではなく、社会経験のある若者の採用に積極的なようで、人材の獲得競争が激化しているのです。
結局、魅力のある企業が多くの人材を確保することになりますが、働きやすい環境づくりを試みたり、やりがいのある仕事を与えたり、能力によって賃金に差を設けたりと、このような競争にさらされることが企業の成長の機会になっているのです。
*「2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」