「同一労働同一賃金」知っている派遣社員は2割
産業能率大学が公表した「新入社員の会社生活調査」の結果によると、課長以上(社長、役員、部長、課長)を目指す女性が41.1%となり、2000年度以降初めて4割を超えたことがわかりました。
なかでも「課長クラス」は15.6%(前年比+8.2ポイント)で2000年度以降最高となっています。2000年度には約75%いた「地位には関心がない」とする女性は約57%に減少し、女性新入社員の管理職に対する意欲が高まっている様子がうかがえます。
一方で、実際の女性管理職の割合はどうでしょうか。「平成29年度雇用均等基本調査」の結果によると、課長相当職以上の管理職(役員を含む)に占める女性の割合は11.5%で前回調査に比べ0.6ポイント低下しています。
しかし、それぞれの役職に占める女性の割合は、部長相当職では6.6%(前回比+0.1ポイント)、課長相当職では9.3%(同+0.4ポイント)、係長相当職では15.2%(同+0.5ポイント)と、いずれもわずかに前回調査から上昇しています。
少しずつではありますが、女性活躍推進の結果が出つつあるのかもしれません。