赤ちゃんが自分の手を舐めるためには努力が必要
■ 便利・手抜きをする前に考えておきたいこと
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赤ちゃんとの毎日は「24時間営業」で、自分の時間はほとんどありません。
家の中はもちろん、買い物に出かけるのも赤ちゃんと一緒。
誰かが見ていてくれたり、預かってくれれば、少しの時間は自分一人で出かけることは可能ですが、
いつもこちらの都合に合わせてもらえるとは限りません。
少しでもいいから時間の余裕を持ちたい、簡単にできるならそのほうがいい、
支障がないなら手抜きをしたいなどは誰もが考えることでしょう。
それが行き過ぎると気づかないうちに自分本位になってしまいます。
感情で動く前に、「何のために?」「目的は?」「赤ちゃんのためになるかどうか」を
一度考えて整理しておきましょう。
■ 赤ちゃんから目を離せなくなってくる
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赤ちゃんが自分で移動ができるようになると目が離せません。
寝返りを始めたくらいではさほど移動はしないのですが、寝返ってうつ伏せになり、
腹ばいができるようになると部屋の隅々まで、行きたいところに移動ができるようになります。
いつも赤ちゃんを見ているわけにはいかないので、部屋の中でも赤ちゃんの周りを囲って
その中でしばらく遊べるような環境を作ることがあります。
その囲いには赤ちゃんが遊べるようなおもちゃなども付いているため、興味を持って
遊ぶことができるようです。
赤ちゃんが一人で遊ぶ時間が増えれば、家事などに費やす時間をまとめて取ることができます。
囲いの中にいるのでその場から離れても赤ちゃんは囲いから出ることはないため、
少しの間は目を離すこともできます。
赤ちゃんがおとなしく遊んでいると、この際あれもしておこう、これもしておこうと
まとまった時間を活用したくなります。
遊んでいても眠くなれば自分で寝て、静かに起きてまた遊ぶ赤ちゃんの場合は、
かなりの時間を囲いの中で過ごすことになります。
■ どのような考えでそれを使いますか
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また、どうしても目を離さなければならない場合だけではなく、昼間は日常的に囲いの中で
過ごすようになっていると、寝返りはできても腹ばいであちこちへ移動するスペースはありません。
部屋の隅っこにある気になる物に向かってゴソゴソしているうちに腹ばいで進むことが
できるようになりますが、囲いの中で過ごしていると腹ばいをする機会も奪われてしまいます。
動き回るスペースがなく動けない、遊びの中で多くのものを目にする機会が少ないなどは
赤ちゃんの発達の段階に影響が出てきます。
あまり這うことをしなくても、囲いにつかまることができるので、寝返りをしてうつ伏せで
遊んでいるうちに、ハイハイをすることなくつかまり立ちができる赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの発達において、それぞれの段階は重要な意味を持っているため、すべて必要です。
赤ちゃんのためと思ってしていることが、もしかしたら自分の都合になっていませんか。
少しだから大丈夫と思っていたけど、それに慣れてしまって「少し」ではなく、
「いつも」になっていませんか。
赤ちゃんの発達の段階に合わせて、してあげた方がいいことは何か、しないほうがいいことは何かを
知っておくと、便利な育児用品が有効に使え、赤ちゃんの発達を妨げることもなくなるでしょう。
★ 赤ちゃんの発達についての相談をお受けしています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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