赤ちゃんのお座りの時期はいつ?
■ 首が据わることの大切な意味とは・・
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生まれてすぐから数か月間は首がグラグラするので、頭を手で支えなければなりませんが、
次第にグラつきが少なくなってきます。
この頃になると赤ちゃんが自分で支える力がついてきたのを実感するようになります。
そのうち手で支えなくてもグラつくことも感じないし、赤ちゃんが自分で首を動かしても
危なっかしさがなくなってくると、「もう首は据わった」と安心します。
発達の段階を大雑把に考えると、首が据わることは赤ちゃんにとってとても重要です。
重たい頭を自分で支えることができるのですから、それなりの筋肉の力がついてきたことになります。
しかし、首が据わるということは、グラつかない、筋肉の力が強くなったこと以上に
大事なことがあります。
それは「からだの真ん中の感覚(正中感覚、正中軸)」ができたこと。
この「真ん中」がはっきりするから右や左、あるいは真ん中を通り越して反対側へという
動きが可能になってきます。
■ 串刺しをイメージ
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つまり、首が据わるということは、単に頭がグラつかないからという判断ではなく、
からだの上に頭が「真ん中に真っすぐ」乗っている事といえるのです。
イメージしてみましょう。
鶏の卵とウズラの卵を串刺しにするとしたら。いずれの卵もだいたい真ん中に
串が刺さるようにすると思います。
なぜならば、真ん中からズレた位置に串を刺すと、出来上がりの串を持った時に
安定が悪くアンバランスになるからです。
無意識にバランスが良くなるよう、真ん中を目指して手を動かすでしょう。
私たちのからだも同じで、重力のある環境で生きている以上は無意識に「真ん中」を感じています。
「真ん中」から多少でもズレてしまうと、そのズレを調整しようとして、無駄な働きを
強いることになってきます。
■ 赤ちゃんの成長にとって大事な頭の位置
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さて、赤ちゃんはどうでしょうか。
自分で重たい頭を支えられるようになってきますが、その頭の位置はからだの上に
真っすぐ乗っているのでしょうか。
姿勢の悪い人と同様に、背中が丸くなっていれば、頭の位置はからだよりも前にあります。
からだが捻れていれば、頭は真ん中よりも左右のいずれかを向いています。
からだが左右に傾いていれば、頭は真ん中よりも左右のいずれかに傾いています。
首がグラつかないから据わったのではなく、頭がからだの上に真ん中で真っすぐ乗っているか、
その位置で正しくコントロールできているか。
赤ちゃんはその位置をこれからも自分にとっては「真っすぐ」であり「真ん中」だと認識して、
どんどん動いていきます。
もし、それが「真ん中」ではなかったら?
バランスが悪くなることは想像できるでしょう。
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