向き癖があって、頭の形が変形しつつある赤ちゃん
■ 抱っこひもはいつから?
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抱っこひもは現代の子育てには必需品になっているようですね。
お産が近くなると育児用品の準備をしますが、抱っこひもは検討される育児用品のひとつに
なっているようです。
この抱っこひもはいつ頃から育児の必需品になったのでしょうか。
一昔前(10年ひと昔といわれていますので、10年前)にはすでに使われていましたが、
二昔前(20年前)には今のような抱っこひもはありませんでした。
首がすわる前の赤ちゃんを抱っこする際に横抱きを補助するようなものや、
お座りができるくらいの赤ちゃんを縦抱きをする際に片手で支えるために
補助するようなものなど、育児用品はあくまでも補助的に使うくらいでした。
■ 赤ちゃんにとっての利点を考えるために
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しかし、育児用品に限りませんが、利用者の使いやすさを考慮していくと、
自分でできることまで物に任せてしまうような状況になってきました。
抱っこひもも同様で、お母さんが手で抱っこをしなくても、両手を添えることなく、
赤ちゃんを抱っこしているような状態で移動ができるようになっています。
お母さんの両手が使えるという利点は必要ではありますが、赤ちゃんにとっての利点は
どうでしょうか。
それを考えるために抱っこひもを使った時と使わなかった時の、抱っこされている赤ちゃんの
からだの状態を比較して見てみましょう。
鏡に映して見てみるとよく分かります。
両方の違いが全くない場合は良いのですが、抱っこひもという布で守られているがために
反り返ろうとする様子が見られることもしばしばあります。
■ 抱っこひもの中の赤ちゃんの様子
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抱っこひもを使わない場合、縦抱きをされている赤ちゃんは周りを見たいときには
からだを捻って右や左を見ることができます。
お母さんのからだとの接触面にはゆとりがあるし、自分の見たい所に顔を向けるために
ある程度自由がきく状況です。
反り返れば落っこちてしまうことは分かっているので(わざとする場合もありますが)、
反り返ることはしません。
抱っこひもの中にすっぽりと入っている場合、周りを見たくてもからだを捻ることが
できる範囲は限られています。
首を左右に動かしてももう少し後ろが見たい場合は見えません。
するとからだを後ろに倒すように反りながら後ろを見ようとします。
抱っこひもの布で背中や腰は覆われていますので、少々後ろに倒れても落っこちないことを
赤ちゃんは知っています。
抱っこひもは出かける際には便利かもしれませんが、赤ちゃんの様子次第では反り返りを
強めることにもつながる可能性があります。
まずは、抱っこひもの有無による抱っこの様子を鏡などで確認してみましょう。
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