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赤ちゃんの反り返りを強める抱き方

福本智恵子

福本智恵子

テーマ:赤ちゃん

■ 「抱き上げる」のか「持ち上げる」のか
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初めての赤ちゃんが生まれて間がない頃は、お母さんの抱き方がぎこちなく、
「抱く」というより「持つ」という抱き方になっている場合もあるかもしれません。
布団に寝かせておくと泣き続けるから、とりあえず「抱き上げる(持ち上げる)」と
落ち着くのではないかと思って。

そんな気持ちを察しているかのように、泣き止むどころか、更に大泣き。
からだを大きく反り返らせて嫌だという感情をからだ全体で表現することもあります。

赤ちゃんのしてほしいことに適切な対応ができれば、赤ちゃんも落ち着いてくるのですが、
お母さんも慣れるまでは何をしてあげてたらいいのか分からず途方に暮れることもあります。


■ 泣き続けるのは「抱き方」に原因?
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反り返って泣き続ける時に「抱き方」が関係していることがあります。

1.赤ちゃんが「抱っこしてほしい」と思った場合
・お母さんは「抱っこかな」と思って抱き上げます。
・しかし、その抱き方が赤ちゃんにとっては心地よくない。
・赤ちゃんは抱っこしてもらったにもかかわらず、納得しない。
・「そんな抱っこじゃいやだぁ~」と訴え続けます。

2.そもそも赤ちゃんが反り返るような抱き方をし続けていた場合
・始めから赤ちゃんが反り返るような抱き方をしている。
・その状態が普通なので、ちょっとしたことで反るような動きになってしまう。
・訴えに応えてもらえないと、当然反り返りは強くなる。

いずれも赤ちゃんにとっては不快な状況なので、早めに適切な対応をしてあげたいですね。
特に2の場合は「抱き方が反り返りを強めている」ことに気づかないまま、
赤ちゃん側の問題だと思っている例が多くみられます。


■ 好ましくない「抱き方」とは
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好ましくない抱き方かどうかは、抱っこした時に赤ちゃんがどのような状態で
抱っこされているかを鏡などに映して見てみると分かります。

見るポイントは、
1.首・頭・顎の様子
・からだに対して顎が上がっている
・首を後ろに反らし、頭が後ろに倒れている
2.両脚の様子
・股関節が伸びている
・両足がダランと垂れ下がって、からだよりも後ろにある
3.背骨の様子
・1や2の状態になっていると、背骨は伸び、やや反ってきます

少しでもこのような状態が見えたら、反りを強める抱き方を日常的にしています。
赤ちゃんが自然に反り返りやすくなっているので、丸くなれるように抱き方を変えましょう。


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福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

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