赤ちゃんが自分の手を舐めるためには努力が必要
以前のコラム『赤ちゃんが反り返るのは抱き方が原因かも...』で
赤ちゃんを抱っこするときに大事なことは、
① 赤ちゃんが心地よいこと
② 赤ちゃんの姿勢が安定すること
「姿勢の安定」はこれから先のからだの使い方に大きく関わってきます。
例えば、腰が据わってくるとお座りができるようになります。
座った時にいつも首を左右のいずれかに傾けていたらどうなるでしょう。
あるいは、いつも横座りのように左右の脚が違う座り方をしていたらどうでしょう。
このような姿勢は大人でもよくあることです。
日常に支障があるかと考えると特に感じていないようです。
1回や2回したからどうにかなるものではありませんが、
これらのからだの使い方が習慣になっていることが問題なのです。
赤ちゃんはこれから歩けるようになって、走ったり跳ねたりと遊びを通して
様々な動きを経験し、からだの使い方を学んでいきます。
歩くことができる前に、右の方が動かしやすいとか、左には回るけど右はしないなど、
偏った使い方が習慣になっているとしたら・・
歩くようになってからも、それまでの習慣を元にからだの使い方を発展させていきます。
抱っこした時にいつも同じ方向に顔を向けるとか、からだの捻りが同じになるとかも
からだの使い方の習慣の要素になってきます。
例えば、添い寝。
寝かしつける際に赤ちゃんの左右どちら側に寝ているでしょう。
お母さんが赤ちゃんの右側に寝ていると、赤ちゃんはそちら側に顔を向けます。
からだも右が下になる横向きになります。
それが毎日、夜だけではなく昼寝の際もだとしたら・・
かなりの回数を片側だけで寝ることになります。
もし、添い寝が必要であれば、右も左も向くようにしましょう。
お母さんが寝る場所を変えるとか、頭の向きを変えるとか。
赤ちゃんがどのようにからだを使っているかをよく見ることが大事ですね。
抱っこするのがやり易いからいつも同じという理由で繰り返すことは、
赤ちゃんのからだの使い方にも影響があるかもしれません。
赤ちゃんの将来のからだの使い方を視野に置いて、今のからだの使い方に偏りがないか、
それは抱っこやその他の影響を受けているのかを見てみましょう。
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