抱っこ(横抱き)で反り返る赤ちゃん
「赤ちゃんは足を舐めるのですか」
「うちの子は足を舐めなかったです」
お母さんは赤ちゃんが足を舐めるなんて知らなかったようです。
わが子のそんな姿を見ていないので、ビックリされることもしばしば。
寝返りができて、ハイハイをしてあちこちに動き回ることができるくらいの赤ちゃん。
すでにつかまり立ちを始めている赤ちゃんもいます。
寝返りができるまでの赤ちゃんは、ほとんどの時間を仰向けで過ごしています。
脚の動きを見ていると、新生児の頃に比べて活発になっています。
また、布団から持ち上げる高さが高くなり、天井に向けて蹴るような動きも見られます。
脚を持ち上げ、太ももがからだに近づいてくると、手で触るようになります。
手は太ももから膝へと次第に足先に向かっていきます。
足先を触るには、お尻を床から持ち上げる必要があります。
お尻を床から持ち上げる際には、腰のあたりは丸くなっています。
赤ちゃんに限らず、私たち大人も同じです。
実際に床に仰向けになって足先を手で持ってみると分かりますね。
普段はすることがない動きですが、できると思っていても足先が遠くて持てない方もいます。
その場合は腰が硬くて丸くなれず、脚を持ち上げようにも上げられないようです。
赤ちゃんも腰が硬くなっていると、脚を上げることはやりにくいのでしません。
すると、足を舐めることはできないままになってしまいます。
脚を上げるためにはもう一つ大事なことがあります。
それは、お腹の力です。
もう一度足先を持つ動きをやってみましょう。
仰向けに寝て、両膝を立てて足の裏を床につけます。
手を使わずに、膝を胸に近づけるように脚を持ち上げ、足先が顔の前に来るところまで
上げてみましょう。
床についていたお尻は床から浮いていますね。
足先が顔の前に見えたら、しばらくそのままの状態で静止してみましょう。
お腹の力をかなり使いませんか。
もちろん、持ち上げるためにもお腹の力は使っています。
この力が弱いと、床から脚を持ち上げるのは大変です。
できなければ脚を持ち上げることはしないでしょう。
足を持って舐めるためには、
① 腰が丸くなること
② 脚を持ち上げられるお腹の力があること
もし、腰が硬い、お腹の力が弱いのであれば、まずは腰が丸くなるようにしてあげましょう。
反り返りや突っ張るが見られる赤ちゃんは、腰が硬くなっていることがあります。
赤ちゃんが自分で足を持てるように、お尻を床から持ち上げてあげます。
徐々に足先が顔の前に来るようにして、自分で持てるようにしてあげましょう。
自分で手で足を持って舐めることは、手と足の感覚を結び、足の感覚を高めていくために
非常に重要です。
コラム 「抱っこ(横抱き)で反り返る赤ちゃんの抱き方」も参考にしてください。
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赤ちゃんの発達段階に応じて、運動発達を促し、しなやかな動きを身につけます。
よい姿勢は生まれた時からのからだの使い方で作られていきます。
お母さんとのふれあいや遊びを通して、アタッチメントを形成し、
からだもこころも健やかで豊かに育んでいきます。
お母さんの産後の姿勢づくりにより、体型をもどし、腰痛・肩こりなどを解消。
子育てに必要な体力をつけ、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。
* 赤ちゃんひとりずつの段階に応じたオーダーメイドの内容です。
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