仰向けで足を持たない、舐めない赤ちゃん
「右手(左手)しか舐めないんです・・」
まだ寝返りをしない、そろそろ首がすわるかなという頃の赤ちゃんです。
首がすわるまでは顔の向きは右か左のいずれかを向いていることが多いです。
首を左右に動かして顔の向きを変えられますが、正面を向いていることはありません。
左右のいずれかを向いていれば、顔の前に見える手を口に持っていって
舐めることは容易ですね。
右を向いていれば右手、左を向いていれば左手を舐めています。
片方の手ばかり舐めるということは、そちら側に顔を向けていることが多いのでしょう。
ということは、舐める手が同じというよりも、顔を向けている側が同じということですね。
片方の手ばかり舐めることは、どのような意味があるのでしょうか。
首がすわる前の赤ちゃんは、自分の腕をまだ胸の上に持ってくることはしません。
床や布団に置いている腕を床から持ち上げて、胸の上まで持ってこれないからです。
肩周りの安定性やコントロール能力はこれから身についてくるということです。
首がすわる頃には、顔は正面に向けていることが多くなりますし、
両手を顔の前に持ってくることもできるようになっています。
これは、自分のからだの真ん中(正中軸)が定まったということの証です。
からだの真ん中の感覚というのは、私たちがからだを動かすうえでとても重要な感覚です。
それは姿勢や運動能力に大きく関わり、上手下手やできるできないなどの要素になります。
その影響は学力にも及びます。
そして、もう一つ重要なのは感情・情緒にも関わる要素でもあるということです。
「えっ~~!!たったこれだけのことで!!」
と思うかもしれませんが、赤ちゃんはこれから成長していくからだやこころの基礎を
作っている大事な時期なのです。
では、赤ちゃんの顔の向きが片方ばかりで、顔を向けた方の手ばかり舐めていると、
真ん中はどうなるでしょうか。
本来の真ん中よりも左右いずれかにズレて認識する、または、動かしていない側の
認識がなく、片側ばかりを使うようになる。
からだの動かし方に左右差が出てきたり、手の使い方も利き手や非利き手の役割分担ができず
不器用になったりということも考えられます。
できれば首がすわるまでに顔の向きや舐める手が左右差なく、
よく動かし、たくさん舐められるようにしてあげましょう。
そのためには、首を動かすように声をかけたり、手を見せたり、舐めさせたりして
左右まんべんなく動かせるような働きかけをしましょう。
コラム 「向き癖があって、頭の形が変形しつつある赤ちゃん」も参考にしてくださいね。
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