Mybestpro Members

福本智恵子プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

抱っこ(横抱き)で反り返る赤ちゃん

福本智恵子

福本智恵子

テーマ:赤ちゃん

「赤ちゃんを横抱きにすると反り返るんです・・・」

赤ちゃんが反り返ると、とても抱きにくいです。
落とさないように腕に力を入れて、お母さんも一生懸命です。
赤ちゃんをあやすどころか、心は穏やかにはなれず、「どうしたらいいの?」と
不安が募っているかもしれませんね。

首が坐るまでの赤ちゃんは横抱きがほとんどです。
授乳の後、ゲップをさせるなどの場合は頭を上に、足を下にする縦抱きのような形での
抱っこになることはあります。

赤ちゃんが泣いたり、ぐずったりすると、授乳やおむつ替えでなければ、抱っこして
あやすことが多いのではないでしょうか。
その際の「抱き方」を自分が抱っこされているとして、今一度考えてみましょう。

ポイントは、
① 顎(あご)
② 脚

まず、顎ですが、からだに対して顎が上がっているか、やや引けているかを見てみます。
自分が床などに寝ているとしてイメージしてみてください。
赤ちゃんからするとお母さんの腕のような丸い棒状のものが、自分の頭を支えているとします。

その支える位置はどこに当たっていますか。
頸の後ろ? それとも頭の後ろ?
この違いは分かりますか。
ポイント①の顎です。

頸の後ろに腕をあると、頭自体は支えられていないため後頭部は下へ落ちた状態で、
顎が上がります。
頭が下がり、顎が上がり、背中が反り返るというつながりが出来上がるのです。

首が坐るまでの赤ちゃんは、重たい頭を自分で支えることが十分ではありませんので、
抱っこする際は頭を支えてあげます。
赤ちゃんの頭の後ろをお母さんの腕に乗せて、顎をやや引いた姿勢にしてあげることで
反り返りにくくなってきます。


次に②の脚ですが、股関節(足の付け根)がからだに対して伸びているか、
曲がっているかを見てみます。
自分がベッドの端に座って、ベッドに仰向けに寝たとして考えてみましょう。

足を床につけたまま寝た場合は、股関節は伸びています。
足を床から持ち上げて胸に近づけるようにして寝た場合は、股関節は曲がっています。
どちらの仰向けの状態が反り返りますか。
足を床にダランと垂らして股関節が退いた状態ですね。

背中はベッドの上で同じ状態ですが、股関節が曲がるか伸びるかで反りやすいかどうかは
おのずと決まってきます。

では、抱っこしている赤ちゃんの股関節はどうなっているでしょうか。
よく見かけるのが、股の間からお母さんの腕を入れて、背中を支えている抱き方。
これは背中に手は当てていますが、脚は支えることなく、ダランと垂れ下がっています。


反り返りやすい抱き方をしていれば、赤ちゃんは反り返ります。
反対に丸くなるような抱き方をしてあげれば、月齢が小さい赤ちゃんであれば
段々慣れてきて、やがて反り返らなくなってきます。

① あごを引くように後頭部を支える
② 背中や腰が丸くなるように、股関節(と膝)を曲げてお尻を腕で支える

赤ちゃんがお腹の中にいた時の、手足を胸やお腹の前に持ってきて、丸くなっている姿勢を
イメージしてくださいね。

詳しくは、Studio Grace Mam「赤ちゃんの発達のケア」講座へどうぞ。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【 Studio Grace Mam 】
ママ&ベビー専門スタジオ

~赤ちゃんの運動の偏りを改善し、脳の発達を促すケア&コンディショニング
親子の姿勢アクティブ・コンディショニング~

●《赤ちゃんの発達を促し、脳とカラダとココロを育む講座》

赤ちゃんの発達段階に応じて、運動発達を促し、しなやかな動きを身につけます。
よい姿勢は生まれた時からのからだの使い方で作られていきます。
お母さんとのふれあいや遊びを通して、アタッチメントを形成し、
からだもこころも健やかで豊かに育んでいきます。
お母さんの産後の姿勢づくりにより、体型をもどし、腰痛・肩こりなどを解消。
子育てに必要な体力をつけ、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。

* 赤ちゃんひとりずつの段階に応じた内容です。
気になる動きなど、詳細はHPをご覧ください。

★ 赤ちゃんの発達のケア&コンディショニング講座 Ⅰ
(ねんね~寝返りクラス)
★ 赤ちゃんの発達のケア&コンディショニング講座 Ⅱ
(寝返り~はいはいクラス)

◆ お問い合わせは・・
http://cosmos-c-c.jimdo.com/問い合わせ/
090-5703-4877
◆ Studio Grace Mamの詳細は・・
http://cosmos-c-c.jimdo.com/studio-grace-mam/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

福本智恵子プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

体幹を調えて美しい姿勢に導くプロ

福本智恵子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼