和室・洋室の座り方の違いと子どもの姿勢
小学生の姿勢改善体操&バランスボール遊び教室
放課後の小学校でのバランスボール教室、今回は2週連続で開催という試みでした。
すると、思いがけない子どもの変化がありました。
この教室の目的は『姿勢改善』です。
何度も参加している子どもは「正しい座り方」を知っています。
授業中も、ごはんを食べる時も、家で宿題をする時も、テレビを観る時も、
「正しい座り方」をするように繰り返しからだで覚えていきます。
教室の始めには必ず、「正しい座り方」の確認をします。
自然に身についている子どももいれば、普段は違う座り方をしているのが
見て取れる子どももいます。
ただし、「正しい座り方」をいつもしていれば、姿勢がよくなるかというと
そうではないのです。
よい姿勢というのは、形をよくするだけでは身に着きません。
座り方や立位姿勢、片足立ちなどのバランス、かけっこなどの動き全てが、
よい姿勢と密接な関係を持っています。
もちろん、バランスボールをする上でも姿勢は非常に重要です。
自分のからだをコントロールできる機能、つまりどのような状況でも瞬時に判断でき、
適切な状態にコントロールするためには、よい姿勢であることが大前提なのです。
この教室の目的は「よい姿勢」を身につけ、「しなやかな動き」をつくること。
そのために準備運動として「姿勢改善体操(アクティブ・コンディショニング)」を
行います。
「姿勢改善体操」を行うと、座った姿勢・立った姿勢は
見違えるようにきれいになります。
静止した状態だけではなく、動きも軽やかで、無駄な力は使わないのに、
ダイナミックに動けるようになります。
つまり、しなやかに動くための土台を作っているのです。
それが「姿勢改善体操(アクティブ・コンディショニング)」です。
土台ができあがったらさらにしっかりと動くことができます。
バランスボールはボールの特性上、からだをコントロールする能力が必要です。
それができなければ、バランスボールに振り回され、転がり落ちるばかりです。
子ども達はそれも遊びとして楽しんでいますが、そんな失敗の経験を積みながら、
次第にからだを上手く使えるようになり、コントロール能力が高まっていきます。
コツを掴んだ子どもは、みるみるうちに上達していきます。
バランスボールに遊ばれて転がされていたのが、
バランスボールを操り、見事に転がしながら遊ぶようになります。
2週続けて参加したある子どもは、
「先週バランスボールをしたあと、お腹が痛くなった」
それを聞いて「すごいね!!」と伝えました。
なぜか。
お腹が痛い = お腹の筋肉の筋肉痛
お腹の筋肉 = 「よい姿勢」と「しなやかな動き」に必須の筋肉
つまり、この子どもは正しいからだの使い方がしっかりとできたのです。
お腹の筋肉が筋肉痛になるほど、ちゃんと使えたということです。
形だけではなく、からだを正しく使うことができた証拠ですね。
子どもは頭で考えて動くのではなく、からだを使ってからだで覚えることが重要。
楽しければ動きます。
上手くなればさらに楽しくなりますね。
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【姿勢がよくなるアクティブ・コンディショニングの教室案内】
山陽新聞カルチャープラザ 本部教室
●《幼児・小学生の姿勢改善講座》
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/398/
子どもが大好きな「あ・そ・び」を通して楽しくからだづくり。
よい姿勢は全ての動きの基本。
・・体を動かすことが苦手なお子さん・・
★ 遊び&運動習慣(
★ 体力アップ・体力づくり
・・スポーツを習っているお子さん・・
★ スポーツ障害の予防
★ 運動能力向上・パフォーマンスの向上
「やりたい気持ち」と「できるからだ」が合致することで、
より難易度の高いことにもチャレンジできる意欲や自信がでてきます。
「できた!」の積み重ねはこころを育み、からだとこころの粘り強さや
困難なことでも前向きに乗り越えられるたくましさを身につけるでしょう。
集中力や判断力も自然に身につき、より高い能力を発揮することが
できるようになります。
◆ お問い合わせは・・
山陽新聞カルチャープラザ 本部事務局
Tel (086)803-8017
URL http://santa.sanyo.oni.co.jp/