子どもの姿勢に影響する生活様式
小学校の朝会は、
・ 教室で
・ 椅子に座って
・ テレビを見て
校長先生のお話を聞きます。
このような小学校がいくつもあるようです。
「え~っ??」と思われた方もいらっしゃるでしょうね。
かつては、運動場で行なわれていましたよね。
登校してランドセルを教室に置いて、友達と朝のおしゃべり。
チャイムが鳴ると慌てて下駄箱に行き、靴を履き替え、走って運動場へ。
学年・クラス毎に整列します。
「間に合った~~」
「○○ちゃんがいない!」
「□□くんはお休み?」
先生に「前を向きなさい」と注意され、児童が揃い、整列したところで
朝の挨拶から始まりました。
「気をつけ!礼!」
「おはようございます!!!」
途中は「休め」の立ち方で、校長先生のお話から最後の挨拶まで、
ずっと立ったままで朝会は行なわれていました。
いつ頃からでしょうか、
朝会の途中で気分が悪くなり、倒れる児童が出始めました。
原因はさまざまでしょうが、
当時は朝食の欠食や睡眠不足などが考えられました。
また、初夏~夏や秋から冬の気温の高低にからだがついていかないことも
あったようです。
子どものからだへの負担を考慮し、
より安全である対応が必要になってきました。
やがて朝会は運動場ではなく、体育館で、
そして教室で行なわれるようになりました。
場所は屋外から屋内へ、姿勢は立位から座位へと変化していったのです。
これらの変化は子どもの体力の低下も表していると考えられます。
日常において、かつての朝会のように10~20分くらいを
立ったままで過ごすことはあるでしょうか。
学期の始まりや終わりなどではあるかもしれませんね。
しかし、子どもたちはじっと立っていることができなくなっています。
「しんどい」
「疲れる」
「だるい」
だから、ゴソゴソと動くのです。
じっとしているよりは少しでも動く方が楽だから。
そして、まっすぐ立つよりも傾いて立っている方が
楽だという子どもも多いのです。
片足に体重を乗せ、もう片方は膝を曲げる。
腰を横に突き出し、肩を下げて、頭を横に倒す。
真っすぐに立つよりもこの姿勢の方が楽に立てるというのです。
疲れたら体重を反対の足に乗せかえて、からだも反対に倒します。
子どもは無意識に楽なポジションを選んでいるのでしょう。
それがこの姿勢なのです。
あなたは「楽に立ってください」と言われたら、どのように立ちますか。
このような傾いた姿勢が楽だと感じますか。
私たちのからだは、まっすぐに立つためにさまざまな段階を経て、
安定した姿勢を身につけてきました。
その姿勢を獲得したからさらにダイナミックな動きや
効率の良い運動ができるのです。
まっすぐ立てない、安定した姿勢が取れない、じっとできない、
ぐにゃぐにゃしている、疲れやすい、転びやすい・・・
これらはすべて「姿勢」が原因です。
【アクティブ・コンディショニング】は年齢に合わせて
「姿勢」と「動き」づくりを行ないます。
小学生になって「ちゃんと立てる」ための姿勢づくりの教室です。
『幼児とママのエクササイズ教室』
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/499/
『赤ちゃんとママのエクササイズ』
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/237/
『赤ちゃんの発達を促し、脳を育む、産後ママとベビー&キッズの教室』
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/465/