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親が思う、子どもの悪い姿勢

福本智恵子

福本智恵子

テーマ:小学生


「姿勢」というのは多くの方が関心のあることではないでしょうか。

仕事柄、姿勢を良くしたいという方にはたくさん出会ってきました。
コンディショニングによって、姿勢が良くなり、見た目が若返り、
動きも軽やかになって、趣味の範囲が広がり、
人生を楽しむ方を多く見てきました。


『姿勢が変わると動きが変わり、動きが変わると気持ちが変わる』


まさに「からだとこころ」はつながっているのだということを実感しています。



10年前から中学校の体育の授業を持たせていただいています。
そこでは想像もしなかった中学生の姿を目の当たりにしてきました。
そして年々マイナス方向にシフトしているように感じます。


お子さんをお持ちの保護者の方からは、

「うちの子の姿勢が悪い」
「いくら言っても直らない」

ということをよく相談されます。


親の目に映る「悪い姿勢」とはどのような姿なのでしょうか。
具体的に尋ねてみると、

「ご飯を食べる時に背中が丸い」
「片手を椅子に付いて、もう片方の手で食べる」
「猫背で座っている」
「机に肘をつく」
「勉強の時にノートと目が近い」
「家に帰るとすぐに横になる」

まだまだありますが、お子さんの姿勢が悪いと感じて
いらっしゃる保護者の方は、
家での子どもの姿勢がとても気になっているようです。


みなさんのお子さんはいかがでしょうか。
先ほどの例を読んで、「あるある」「うちも同じ」ですか。
それともこれら以外の姿勢でしょうか。


このような子どもたちの姿勢は、家だから悪いのではないですよね。
小学生や中学生などは長時間を学校で過ごします。
子どもたちの学校での姿勢はどうでしょうか。

小中学生のお子さんをお持ちの保護者の方は、
一度は授業参観で学校を訪れたことがあるのではないでしょうか。
その時のお子さんの姿勢はどうでしたか。


この質問を、相談を受けた保護者の方に投げかけてみると、
意外と見ていないのです。
姿勢よりも先に気になることがあるのでしょうね。

多分、先生の話をちゃんと聞いているか、授業内容についていけているか、
質問に対して手を上げているか、先生の教え方・態度はどうなのかなど。


今後、学校を訪れる機会がありましたら、
教室での授業の様子、特に「姿勢」を見ることをお勧めします。


気になる方は、今日お子さんに尋ねてみましょう。
意外と親が知らない姿勢かもしれません。



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福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

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