マイベストプロ岡山
福本智恵子

体幹を調えて美しい姿勢に導くプロ

福本智恵子(ふくもとちえこ)

Cosmos(コスモス)

コラム

「腰痛になりやすい姿勢」で荷物を持ち上げる

2011年11月22日

テーマ:よい姿勢・正しい姿勢・美しい姿勢

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 腰痛 対処腰痛 改善


前回のコラムでは「腰痛になりにくい」体の使い方について
基本的な事をお伝えしました。


今回はその反対で「腰痛になりやすい」体の使い方を挙げてみます。
ほとんどの方は何気なく行なっているかもしれません。
頭のどこかに置いておくと、ふとした時につながるかもしれませんね。


床に置いてある物を持ち上げる時、
どのような体の使い方をしているでしょうか。

このような動きは物を持たなくても日常的に行なっています。
床に落ちたものを拾う時も似ていますよね。

床に置いてあるちょっと重たい箱を持ち上げると想像します。
実際に動作を行なってみましょう。








さて、どうでしたか。

無意識に行なっていることを改めて「どうしているか」と尋ねられても
返答の仕様がないないかもしれません。

たぶん、ほとんどの方は「膝を曲げて」床の近くまで
手を伸ばしたのではないでしょうか。
ちょっと重たいので両手で持ち上げようとしますよね。

このような動作について、正しい動きとしてよくいわれているのが、
物を持ち上げる時に「膝を曲げる」です。
ここで膝を曲げずに体を前に倒した方は、
腰にとってとても危険な動作をしているといえます。


もうひとつとても重要な動きをする部位があります。
それは「股関節」です。

「股関節」は骨盤と太腿の骨(大腿骨)の間の関節です。
この関節は様々な方向に動くことができ、
私たちが二本足で立って歩くためには
股関節の使い方が非常に重要になってきます。


では、物を持ち上げる動作ではどのように使うかというと、
「股関節を曲げる」のです。
「膝を曲げる」と同時に「股関節を曲げる」ことで、体を前に傾け、
両手を床に近づけていきます。


しかし、ここでも腰を痛める使い方をしている例があります。
股関節の曲げ具合が少なく、体が前に傾かないため、
背中を丸めて頭を下げながら、両手を床に近づける動きです。


背中を丸めているかどうかは意外と気づいていません。
鏡などで一連の動作を横から見てみると一目瞭然です。
それでも分かりにくい場合は、誰かに見てもらうとか、
デジカメや携帯の動画で撮影してもらうとはっきりとわかるでしょう。


腰痛になりやすい床から荷物を持ち上げる動き
「膝を伸ばしている」
「股関節を曲げていない」
「背中を丸める」


物を持ち上げる際にはこれらにあてはまっていないかを意識してみましょう。



この記事を書いたプロ

福本智恵子

体幹を調えて美しい姿勢に導くプロ

福本智恵子(Cosmos(コスモス))

Share

関連するコラム

福本智恵子プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-5703-4877

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

担当福本智恵子(ふくもとちえこ)

地図・アクセス

福本智恵子のソーシャルメディア

rss
健康が一番!
2011-08-22
rss
賢い子育てのススメ
2015-07-02
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山の美容・健康
  4. 岡山のエクササイズ・フィットネス
  5. 福本智恵子
  6. コラム一覧
  7. 「腰痛になりやすい姿勢」で荷物を持ち上げる

© My Best Pro