健康寿命を延ばすには姿勢から
あなたは『健康』ですか?
こう尋ねられたら、どう答えますか?
病院にかかっていないから健康
薬を飲んでいないから健康
健康診断で引っかかったけど、元気だから健康
時々腰が痛いけど、いつもじゃないから健康・・など
それとも、
しょっちゅう病院にかかっているから健康とはいえない
血圧の薬を何年も飲んでいるから健康とはいえない
骨が変形してもう治らないと云われたから健康とはいえない・・など
『健康』について、WHO(世界保健機構)は、このように定義しています。
Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
『健康とは身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり、
たんに病気あるいは虚弱でないことではない。』
病気があっても健康であり、病気がなくても健康ではない。
私が今まで出会ったたくさんの方々の中には、車いすで生活される方や、
進行性の難病の方もいらっしゃいます。
疾患があっても、不自由はあっても、とても生き生きと前向きに人生を送られています。
毎日あれこれとすることがあって忙しいとおっしゃいます。
あたりまえに動けること、生活できることがどれだけ有難いことでしょうか。
しかし、自由に動ける体を持っていても、あちこちが痛いとか、やる気が起きない、
動くのが億劫など、動的ではない毎日を過ごされている方も多いのです。
動かないから動くのが面倒になり、さらに動きにくくなる。
その繰り返しの結果、本当に病気になり、体も心も健康が保てなくなってしまうのです。
『健康』であるためには、体と心のバランスがとても重要であると考えます。
好きなことは体も動きやすいですね。
気持ちいい、心地よいことは体が喜びます。
反対に、あまり好きじゃないことは、ためらったり、動きが鈍かったりします。
不快な事、違和感があることは二度とやりたくないと感じます。
体が元気になれば、心も元気になる。
心が元気になれば、体も元気になる。
体が元気になること、心が元気になること、どちらからでもいいのです。
できることから始めてみませんか。
私達は本来『健康』でいられる体を持ってこの世に生まれてきたのですから。