人を妬んだり、嫉妬してしまう
「沈黙は金、雄弁は銀」
この言葉を残したのはデモステネス という人です。
「話すことの二倍、人の話を聞くべきである」
と言ったのも彼です。
古代ギリシアの政治家で、アッティカ十大雄弁家の一人です。
雄弁家ならではの「名言」ですよね。
デモステネスは、元々吃音で「話す」ということについて
劣等感を持っていました。
しかし、彼は、 努力に努力を重ね吃音を乗り越え
雄弁家トップ10入りを果たします。
ここまで話すと
苦手を克服した功績は成功ストーリーに思えますよね
しかし、結果的に自分の命を絶っています。
このことからか、
自分の長所ではなく欠点に焦点をあて
苦手なことを頑張り続けるさまを
「デモステネス」と呼ぶことがあります。
自分の「個性」を置き去りにし
自分の弱みや欠点を直そうと必死で頑張っている
デモステネスさん、
あなたの周りにいるかもしれませんね
しかし、 弱みと強みは表裏一体なんですよね。
例えば
「物静かな人」なら
「活力が無い人」と捉えられるし
「大胆な人」なら
「テキトーな人」な人となるし
「慎重な人」なら
「臆病な人」と思われるかもしれません。
劣等感が強い人は、
自分が「ダメ」という前提があるので
状況に関わらず劣等感に陥っているわけです。
マザー・テレサが
「非難していると自分を大切にする時間が減ってしまう」というように
どちらにしても
良い、悪いの両方存在しているなら
自分を大切にするために
劣等感に意識を向けるより
今ある「長所」を見た方が良いように思いませんか。