会うと気分が下がる…「威圧的」「攻撃的」な人との関わり方
「○○さんが、あなたのこと褒めてたよ」
そんなふうに言われると、思わず嬉しくなりますよね。
反対に、
「○○さんが、あなたのことを悪く言ってたよ」
と聞けば、たちまち気持ちは沈んでしまうものです。
実は、こうした「人づてに聞いた話」は、
本人から直接聞くよりも、
心への影響が大きくなる傾向があります。
これは「間接話法効果」と呼ばれており、
心理学的にも知られた現象です。
ここで、ひとつ覚えておいてほしいことがあります。
それは――
不快だった、その言葉、
あなたの心に入れる必要はありません。
第三者から聞いた「悪い話」は、
無視すこと
なぜなら、その話は
話し手の主観やフィルターが
かかったものだからです。
本当のところは分からないのに、
それを鵜呑みにしてしまうと、
人間関係に余計な波風を
立てることにもなりかねません。
その結果、
あなたの態度が変わり、相手もそれを察知して、
本当は問題のなかった関係がぎくしゃくしてしまうことも。
そもそも、
そんなふうに「あなたの悪口」を
わざわざ伝えてくる人の方が、
実は問題かもしれません。
もし本当にあなたのことを思いやっているのなら、
あなたを不快にさせるような伝え方はしないはずです。
「少し誤解があるみたいだから、直接話してみたら?」
「気になるなら、軽くコミュニケーションとってみてもいいかも」
そんなふうに、建設的な提案をしてくれるはずです。
良いことでも、悪いことでも、
人は「第三者からの言葉」を信じてしまいやすいもの。
だからこそ、
冷静に受け取り、
振り回されない心の距離感を持つことが大切です。
あなたの心を守るために、
“伝え方”ではなく“伝えてきた人の意図”にも目を向けてみましょう。



