「ちゃんとしたい」と、頑張りすぎてしまう
あなたは素直な人ですか?
もし、そうでは無いなら、
それは『反動形成』かもしれません。
自分の思いとは逆の行動(言動)をしてしまうことです。
幼少期、過去からの出来事が影響していますが、反動形成とは心理学者のフロイトが提唱した人の防衛機制の1つです。
防衛機制は自分にとって苦痛な状況に直面したときや、欲求を満たすことが出来ない場合に、自分を守ろうとして無意識に働く心の手段のことです。
例えば
好きな子を、本当は大切にしたいのに、いじめてしまったり
好きな人と一緒にいたいのに、わざと遠ざけたり
大嫌いな上司なのに、機嫌をとったり、
両親を労わりたいのに、優しくできなかったり
本当は怒っているのに、笑顔でいたり、
本当は喜んでいるのに、嫌な顔をしたり、
本当は悲しんでいるのに、元気な自分でいたり、
思っていることと、行っていることが違うということです。
本当は、自分自身を守るという「防衛」をしているつもりが、
結果的に損をしていることになります。
そして、それを続けていくことによって『自分嫌い』にもなっていきます。
自分の感情を、自分自身でそのまま受け入れていくことが大切です。
ここで注意してほしいのは、
言いたい放題する、やりたい放題する
ということではないということです。
幼い頃、ケガをしたり、嫌なことがあった時、
お母さんやおばあちゃんに報告し、伝えるだけで、安心したことないですか?
「気持ち」を正直に伝え、受け入れてくれる人がいるだけで、人は前に進むことができます。
つまり、この「役」を自分自身で行っていくのです。
「自分は今、嫌な気持ちになっているんだ。」
「自分は今、余裕が無いんだ。」と、自分の『気持ち』や『感情』を、自分自身で素直に受け止めていくことです。
始めは難しいと思う方も多いと思いますが、
瞑想することや、日記をつけていくことでも、自分自身を客観的に見ていけるようになります。
そして、継続していくことで「自己受容感」も高くなり、素直な気持ちを表現することが出来るようになります。