“見えない力”に振り回されないために
「この職場は合わない」
「ここでは大切にされない」
そう感じて、
「職場を変えたい」
そう思う人、多いと思います。
「環境を変えること」
それは決してダメなことではありません。
しかし
ただ、職場を変えても、
一緒にいる人を変えても、
なぜか同じようなストレスが繰り返されるなら
そこには、
環境だけでは説明できないものが
関係しているかもしれません。
大きく見れば、
「環境を変える」というのは
「一緒に関わる人が変わること」 です。
つまり「人」なんですよね。
:どこへ行っても同じ役割を引き受けてしまう
:どこへ行っても無理をしてしまう
:どこへ行っても境界線が曖昧になる
そんな場合は、「環境(人)」を変えた時
自分という「人」も
見直す必要があるのかもしれません。
経営の神様と呼ばれる
松下幸之助 さんは、
「任せて、任せず」
という言葉を残しています。
これは、相手を信頼して仕事は任せる
でも、丸投げにはしない
そして
責任と全体の流れは、
きちんと見ている
という在り方です。
これを職場の人との関係に置き換えると、
とても示唆的です。
□ 相手の課題まで背負いすぎていないか
□「私がやらなきゃ」と抱え込みすぎていないか
□ 任せるべきところまで、自分が引き受けていないか
逆に、
□任せてもらうことを怖がっていないか
□ 失敗を恐れて、責任を避けていないか
このバランスが崩れてしまうと
どんな職場に行ったとしても
ストレスになってしまいます。
このような状態になっているなら
こんな問いをしてみて下さい。
① 私はやりすぎてないだろうか?
(本当は相手の責任なのに、私が背負っていない?)
もし、そうなら、何を減らしますか?
② 私は人の顔を見すぎてないだろうか?
(任された仕事より、人間関係の空気に意識が向きすぎていない?)
もし、そうなら、少し仕事に集中してみよう
③ キャパを越えて関わってないだろうか?
(無理をして、頑張りすぎていない?)
もし、そうなら、少しクールダウンしよう
④ 今の関わり方を続けたら、私は3か月後どうなっていそうだろう?
(疲れている?安心している?それとも限界?)
⑤ もし④の答えで「疲れていそう」と感じたなら、
今日から、何を少し変えてみようと思いますか?
(全部変えなくていい。小さなひとつを考えると?)
ほんの少し、起動修正していきましょう
環境は、確かに大切です。
ですから、転職も必要です。
でも、自分の状態が整っていないまま
環境だけを変えても、
最初は良くても
時間と共に姿を変えて
問題が現れてしまう可能性があります。
自分とも他の人とも
「任せて、任せず」という
ちょうどいい距離感を
身につけていくことが、
職場でのストレスを蓄積することを
終わらせる鍵になるのかもしれませんね。


