中足骨骨頭痛(ちゅうそつこつこっとうつう)
先日、近所にある生命保険会社のセールスレデイさんが来店されました。
「アンケートをお願いできないでしょうか?」との事で来店されたのですが、既に生命保険や終身保険に加入しているので、丁寧にお断りしました。
すると、「私事で恐縮なんですが・・・。」と言われ、足と靴との関係についての疑問を話し始めたのです。
「保険のセールスで外回りをする事が多いのですが、外反母趾やら足裏の痛みで悩んでいるんです。最近は膝まで痛くなる時があって、その度に靴を買い替えたりしているんですが、効果が無くて・・・。」との事。
足元には5cm程のヒール高があるプレーンなパンプスを履いていらっしゃいます。
「ヒールパンプスを履いて歩き回られるお仕事ですから、足や膝への負担があって当然ですよ。常につま先立ちで歩き回っているようなものですから、つま先の足裏や足首や膝関節に不安定で過度な負荷が掛かり続け、関節や腱や筋にトラブルが生じるのです。」と私。
「やっぱりパンプスが原因なんですよね。でも、スーツにパンプスでないと、お客様に対して礼儀正しい服装にならないので、薄々分かっていても、どうしても靴を替える事ができないのです。」とセールスレディさん。
確かに服装で印象の良し悪しが変わる風潮がありますよね・・・。
生命保険の外交さんは、特にそのイメージが強いのかもしれませんね・・・。
お仕事と指定靴?の関係は特に足のトラブルが起き易い分野です。
学生靴然り、ビジネスシューズや安全靴や厨房シューズやスポーツをされる方のスポーツシューズに至るまで、大なり小なり靴と足の関係性で悩まれる方は多いようです。
「もう少しヒールが太くて低いパンプスを選択されると良いと思いますよ。それと、甲や足首をベルトで調整して押さえられて、足先が靴先に滑り込み難いタイプのパンプスを選べば、少しは負担が軽くなる筈ですよ。」と私。
「そうですか・・・。」とセールスレディさん。
「本当はこの健康靴みたいに歩く機能や足の健康に特化した婦人靴をお勧めしたいのですが、デザインの印象がねえ・・・。」と私。
「どうもありがとうございました。また仕事時間以外の時に相談に来たいと思いますので、その時はどうぞ宜しくお願いします。」とセールスレディさん。
デザインや仕様や条件等でお仕事に適したとされている靴は、足の健康やそれぞれの足の個性に適したフィッティングとの適合性をもっと考慮されても良いと思うのですが、現実はなかなか厳しいようですね・・・。
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