トラブルの原因と向き合っても、トラブル解消への行動には移せない・・・

最近、珍しく高校生と大学生の女子の「足のカウンセリング」を承りました。
このお二人のケースに共通している足のトラブルは、外反母趾、内反小趾、足裏の痛みでした。
原因は、普段履く靴と靴の履き方にありました。
高校生はローファーで、大学生はローヒールのパンプスにより足のトラブルに至ったのです。
お二人とも、足の痛みをどうにか解消したいという点でも共通していました。


外反母趾、内反小趾、足裏の痛みの原因は、足の横アーチの低下によって足の横幅が拡がる「開張足」になり、拡がった横幅とは逆に靴先に足指が窄められ束縛された結果、親指の付け根や小指の付け根を基点として関節が「くの字」に曲がった事によるものです。
足裏の痛みは「開張足」によって足指の付け根が靴底に押し付けられてしまうために起こっていました。

さて、上記のような原因を理解して頂く所までは良いのですが、いざ足の健康を取り戻すための具体的な処方としての靴や靴の履き方を理解して頂くのが至難の業なのです。
なぜなら、ご本人の嫌いな靴ばかりを提案するからです。
高校生はローファーを履き続けたいし、大学生はパンプスを履きたいのでした。
結局、お二人とも「暫く考えさせて下さい。」という結論まで共通していました。

トラブルの原因と向き合っても、トラブル解消への行動には移せない・・・でも、世の中はそんな事柄で溢れています。
失敗や経験を繰り返す中で、目指す方向が見えてくるのですから、自分自身に置き換えても当てはまる事だらけです。
ですから、失敗や経験を認める事が成長の糧となり、トラブル解消への道筋なのだと思っています。

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