インターナショナル レスキュー
先日ご来店いただいた当相談室の長年の顧客であるご婦人との会話の中で、とても貴重なご意見を拝聴しました。
「最近、ライフプランナーとかいう方から老後資金の備えについてアドバイスを貰ったのよ。生命保険や預貯金や資産に関しての様々なプランを考えて提案してくれるんだけど、その時にふと思ったの・・・。老後の資金の備えも大切だけど、健康への備えも大事だなって・・・。お宅はまさに足の健康に関してのライフプランナーよね。」
このご婦人のご評価に有難いなと感じると共に、責任の重さも痛感したのでした。
確かに高齢化社会を迎えるにあたり、老後に対する様々なライフプランの提案が盛んなようです。
日本は先進国の中でも老後の生活を国や社会が支えるよりも家族が支えたり、自己責任とする考え方に基づくシステムになってしまった国だと言われています。
老後の生活を国や社会が充分に支えられず、しかも高齢者自身が国や社会にご自身の生活を支えられることが恥ずかしいと思い込んでいる傾向があるのだそうです。
家族の崩壊や独居老人や地域コミュニティーの喪失が明らかになると共に、「老後破産」などという恐ろしい言葉や現実が明らかになってきています。
なぜ、このような様々な問題が露呈してしまったのでしょうか?
社会システムを充実させるべき政治の力が衰えてきているのでしょうか?
実は経済力と政治力はリンクしているのだと思います。
経済が弱くなると共に政治の力も弱くなってきているのだと思います。
富の格差が拡がっているという話をよく耳にしますが、政治的社会的平等は格差を無くす努力がされてきているのに、経済的平等は競争原理や経済活動の自由を重視するあまり、格差を解消する努力が乏しかったように思うのです。
政治に関しては民主的なシステムが確立されてきたのに、経済に関しては民主的なシステムが無いという主張をする専門家もいます。
足の健康に関して、具体的に健康靴を通して健康管理や健康の改善を提案する専門家として、今の世の中の仕組みに対して疑問を感じる事が多い今日この頃です。
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