種子骨炎

小黒健二

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テーマ:足と靴

先日、整形外科で種子骨炎と診断された方がご来店されました。
「てっきり痛風だと思っていたら、全然違ってたんです。」とご婦人。
「そうなんですよねえ、痛風の痛みと似ているので内科で検査される方も多いんですよ・・・」と私。

親指の付け根の骨の下には2つの種子骨という豆状の骨があり、親指への衝撃を緩和する役目をしていると推定されています。
その種子骨に強い荷重の負担が掛かり続けて、種子骨を繋いでいる腱が炎症を起こした状態が種子骨炎です。


靴底の薄くて柔らかい靴で都会の舗装路や駅の人工床材の上を歩いていると思わぬ負担で種子骨炎を発症する事があります。
また、ハイヒールを履いて、靴でつま先立ちの状態にしたまま歩いていると、親指の付け根に大きな負荷が掛かり続けて種子骨炎になってしまう例も多いそうです。

このご婦人には、健康靴の甲ベルトタイプのフラットシューズで、親指の付け根に負荷が掛かり難い調整加工などを施して履いて頂くことになりました。

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足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

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