米国における中間所得層の没落で高まる不満は明日の日本の姿かも・・・
横浜の傾いたマンションにおける大手不動産販売会社と大手建設会社と下請けや孫請け会社による施工不良とデータ偽装問題。
廃棄物として請け負った大手ブランドの食材を食品卸会社に売って二重の利益を得た産廃業者と共に、それを隠して格安に売りさばいていた食品卸会社。
格安のスキーツアーを企画した旅行会社の要請を受ける形で、不正でずさんな管理による格安ツアーバスの運行を実施していたバス運行会社。
格安の裏にある事情(カラクリ)はなかなか見えませんし、不正を行う側は当然隠すでしょうから、ブランドに対する信用力と格安という価格訴求力の方ばかりがクローズアップされてしまうという現実。
公正な競争の中で努力と技術革新により、消費者が購入し易い価格を実現して需要を掘り起こすことにより成長する手法と、無理な押し付けやそれに伴う不正行為による低価格の実現とは一線を画する手法です。
けれども、その境界がしばしば曖昧になる現実があるからこそ、不祥事が繰り返されているような気がします。
利益を確保するという最終目標に向かって努力をする中で、モラルより利益というプレッシャーが掛かる場面はないのでしょうか?
利益優先で低下したモラルにより繰り返される不祥事の根底にあるのは何なのでしょうか?
そこには不正を生む構造的な要因が隠されているのではないでしょうか?
責任者が頭を下げ土下座するニュース映像を見る度に、この人たちを突き動かす構造的な要因にメスを入れない限り、不祥事の根本的な解決には繋がらないと思うのです。
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